2月10日、自販連は1月の中古車販売台数(軽自動車を除く)が、前年同月比4・3%増の26万26台と3カ月連続で前年を上回ったと発表したが、11年12月は31万2493台が登録されている。前年比増とするが、前月と比べ5万台超の減であり、販売店に前年同月比増の実感はない。
一方、1月の新車販売台数は、エコカー補助金と新型車効果で前年同月比40・7%増の26万3267台と大幅なプラスとなり、11年11月の25万2236台、同12月の25万2236台と比べ、月当たり1万台の増加となっている。
本来なら大幅な新車販売台数増に伴い、AA市場にディーラーから下取り車が流通するはずだが、コンパクトカーと低燃費車が新車登録の主流となっている。下取り車のスクラップ比率が高まっており、市場には新車販売に連動する流通増はない。
1月の新車販売の上位(ベスト20)を見ると、1位がプリウス(トヨタ)2万9108台、2位フィット(ホンダ)2万1449台、3位フリード(同)1万4042台、4位アクア(トヨタ)1万3485台、5位セレナ(日産)8283台、6位ヴィッツ(トヨタ)8000台、7位 ヴェルファイア(同) 6480台、8位ヴォクシー(トヨタ)5890台、9位デミオ(マツダ)5327台、10位カローラ(トヨタ)5011台となっている。その他11位から20位は、ノート(日産)パッソ(トヨタ)・ステップワゴン(ホンダ)・アルファード(トヨタ)・キューブ(日産)・ラクティス(トヨタ)・ソリオ(スズキ)、ノア(トヨタ)・マーチ(日産)・ジューク(同)が売れている。
中古車販売も、この車の購入ユーザーがどのような下取り車を出すか予測し、「下取り・買い取りキャンペーン」などを打ち出す工夫が必要である。
このような人気車種が店頭在庫として数台あれば、ユーザーの問い合わせに繋がり、商談に進む可能性が高まる。成約に至るか否かは、店の信用と店員の対応力次第だが、実際にユーザーから、販売店(現場)の対応を聞くと、説明もなく「他県の方には売れません」と断るなど、ディーラーであっても問い合わせに対し「好感」を与える努力(工夫)が足りていないと感じる。
消費者の立場で言えば、自社の在庫が売れなくても「そちらの県にある同ディーラーを紹介します」などと答えて頂きたい。今年1月28日、福岡県飯塚市にハナテンをグループに有し、グループ共有在庫1万台を誇る中古車販売大手のビッグモーター(本社山口県岩国市)が新店をオープンし、土日の2日間で130台を成約させている。消費者ニーズを的確に分析し、ユーザーの信用と満足を得たブランド企業は見事、今の不況に打ち勝っている。
一方、1月の新車販売台数は、エコカー補助金と新型車効果で前年同月比40・7%増の26万3267台と大幅なプラスとなり、11年11月の25万2236台、同12月の25万2236台と比べ、月当たり1万台の増加となっている。
本来なら大幅な新車販売台数増に伴い、AA市場にディーラーから下取り車が流通するはずだが、コンパクトカーと低燃費車が新車登録の主流となっている。下取り車のスクラップ比率が高まっており、市場には新車販売に連動する流通増はない。
1月の新車販売の上位(ベスト20)を見ると、1位がプリウス(トヨタ)2万9108台、2位フィット(ホンダ)2万1449台、3位フリード(同)1万4042台、4位アクア(トヨタ)1万3485台、5位セレナ(日産)8283台、6位ヴィッツ(トヨタ)8000台、7位 ヴェルファイア(同) 6480台、8位ヴォクシー(トヨタ)5890台、9位デミオ(マツダ)5327台、10位カローラ(トヨタ)5011台となっている。その他11位から20位は、ノート(日産)パッソ(トヨタ)・ステップワゴン(ホンダ)・アルファード(トヨタ)・キューブ(日産)・ラクティス(トヨタ)・ソリオ(スズキ)、ノア(トヨタ)・マーチ(日産)・ジューク(同)が売れている。
中古車販売も、この車の購入ユーザーがどのような下取り車を出すか予測し、「下取り・買い取りキャンペーン」などを打ち出す工夫が必要である。
このような人気車種が店頭在庫として数台あれば、ユーザーの問い合わせに繋がり、商談に進む可能性が高まる。成約に至るか否かは、店の信用と店員の対応力次第だが、実際にユーザーから、販売店(現場)の対応を聞くと、説明もなく「他県の方には売れません」と断るなど、ディーラーであっても問い合わせに対し「好感」を与える努力(工夫)が足りていないと感じる。
消費者の立場で言えば、自社の在庫が売れなくても「そちらの県にある同ディーラーを紹介します」などと答えて頂きたい。今年1月28日、福岡県飯塚市にハナテンをグループに有し、グループ共有在庫1万台を誇る中古車販売大手のビッグモーター(本社山口県岩国市)が新店をオープンし、土日の2日間で130台を成約させている。消費者ニーズを的確に分析し、ユーザーの信用と満足を得たブランド企業は見事、今の不況に打ち勝っている。