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アライオークション「ARAI FUTURE VISION―Shinka―」開催

パーツAAの独立開催、小山会場14レーン化など発表

 荒井商事(神奈川県平塚市、荒井亮三社長)が運営するアライオークションは8月26日、帝国ホテル東京で「ARAI FUTURE VISION―Shinka―」を開催した。会員など約600人が参加。日頃の感謝とともに、同社が掲げる「Shinka」=「進化(利便性の向上)」「深化(専門性の強化)」「新価(新しい価値の創造)」=を伝え、その具体策として9月からのパーツオークションの独立開催、総合機械オークションの専門特化、4輪小山オークションの開催曜日変更、小山会場の14レーン化を発表した。

 開式のあいさつに立った荒井社長は「会場を見渡すと、日本人と外国人の皆様が一堂に会している。これこそが私たちの提供するビジネスモデルであり、アライオークションの『今』の姿だ」と述べ、国境を越えたビジネスの場を提供するモデルの下で39年間オークションを運営してきた歩みを紹介。来年の40周年、その先の50周年、100周年を見据え、「今後も『日本の価値を世界へ』というビジョンに基づき、皆様とともに新しいビジネスチャンスを創り出せるよう、引き続き全力で取り組む」と語った。

 来賓には駐日スリランカ民主社会主義共和国特命全権大使のピヴィトゥル・ジャナック・クマーラシンハ閣下と、駐日パキスタン・イスラム共和国特命全権大使のアブドゥル・ハミード閣下が臨席した。クマーラシンハ大使は1920年の創業以来100年以上にわたり進化を続けてきた同社の歩みに敬意を表し、通学用自転車の寄付や昨年の災害時における復興支援に謝意を述べた。ハミード大使は、自動車や建機、物流など幅広い分野で社会インフラを支えてきた同社の歩みをたたえ、パキスタンにルーツを持つ多くの企業家が同社で活躍し両国を結ぶ懸け橋となっていることに触れ、信頼と品質保証、社会的責任に基づく協力関係の一層の発展に期待を寄せた。

 会場ではムスリム・フレンドリー・メニューをはじめとした食事が振る舞われ、各セクションの責任者が登壇し、会員に向けて取り組みを説明した。

 尾籠厚取締役オークション・カンパニー長は「アライオークションの将来像」と題して登壇。テーマ「Shinka」には「進化=進歩する」「深化=物事を深める」「新価=新しい価値を創出する」の三つの意味を込めたと説明した。首都圏ディーゼル車規制を機に商用車オークションを育ててきた歴史を振り返り、「変化を追うのではなく、お客様の"困りごと"に答えを出してきた」と強調。人口減少、デジタル化、電動化という環境変化に対しても「常識を捨てて変化と向き合い続ける」姿勢を示した。その上で、オークションを単に「競り合う場所」として提供するのではなく、「お客様同士が出会い、新たな価値が生まれ、ビジネスが広がる場」にすることが真の狙いだと語った。

 パーツオークション統括マネージャーの堀孝之氏は、9月にグランドオープンするパーツオークションについて「国内唯一の産業資産流通プラットフォームへ」と展望を示した。エンジンやタイヤ、発電機、パワーゲートなど多彩な商材を取り扱い、処分品を資産に変えてきたパーツ事業の原点を紹介。「お客様の"困った"を産業資産へ」を掲げ、「日本の価値を世界につなぐ」と意欲を語った。

 建機・FL・農機オークション統括マネージャーの日向康幸氏は、建設機械1台の出品から始まった総合機械オークションが、お客様の声とともに市場を育ててきた経緯を振り返り、建機・農機・フォークリフトの三つの専門オークションへの進化を説明。専門特化により「査定」「情報」「サービス」の各面で市場に合わせたプロが対応する体制を整え、「建機ならアライ、農機ならアライ、フォークリフトならアライ」と各分野のお客様から選ばれる専門市場を目指すとし、「世界中のプロに選ばれ続ける存在へ」と語った。

 営業統括部長の小林元彦氏は、1987年の関東中央オートオークション(小山会場の前身)に始まる小山会場の歴史を紹介。1989年のバントラ初回開催を経て、週約5000台を取り扱う商用車オークションに成長した経緯を振り返った。14レーン化については、多様なお客様と商材をつなぐ狙いがあると説明。4輪小山オークションの木曜から土曜への開催曜日変更については、良質車を中心とした多彩な車両構成と国内外の幅広いバイヤー需要という木曜開催の強みに、輸出需要に応える豊富な車両構成と国内トップクラスの集客力という土曜開催の強みを掛け合わせ、「異なる車両構成と世界につながる買い手を組み合わせ、さらに大きな価値へ」つなげる考えを示した。

 同社は今後も「Shinka」を続け、会員にとってより利用しやすい環境づくりに努めるとしている。

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