関東地区のAA中古車流通は9月中旬から下旬、円高基調の長期化と景気減速感を受け、概ね成約率減少傾向が継続した。
この9月1ヶ月間で5pt程度と大きく低下。これを7月以前と較べると10pt近くの下げ幅となり、初夏時期から市場の売買のバランスがほぼ逆転したといえる状況に。
ただし、まだ売りに走る動きが大きく出ている状況でもなく、流通末端では小売や輸出などの動きが悪いゆえに買いを控えているというムード。
また、7月以前との対比という点では、本年の大震災で年度初から初夏にかけて新車減産、中古車発生の減少、復旧需要などの特別な要因が加わった段階から、秋までに通過し終わったといえる。
現在の大きな問題は円高による国内消費や輸出への影響で、この基調で消費、流通が回転する段階にいつ入れるか。輸出では年変わりを控えていることもあり、比較的為替の影響を受けにくい規模、または輸出先への動きも一部で始まっている。
その中、21日頃より東南アジア途上国向けみられる中型セダンの高騰が発生。その上げ幅の大きさと、該当国の買い規模としては大きかったことから注目され投機的な動きも起こったが、そのモデルの流通量に対する影響度は限定的に留まった。
該当国の政策内容から、今後は規模は違えど他モデルにも同様の動きが出る可能性もあり、要注意。
この9月1ヶ月間で5pt程度と大きく低下。これを7月以前と較べると10pt近くの下げ幅となり、初夏時期から市場の売買のバランスがほぼ逆転したといえる状況に。
ただし、まだ売りに走る動きが大きく出ている状況でもなく、流通末端では小売や輸出などの動きが悪いゆえに買いを控えているというムード。
また、7月以前との対比という点では、本年の大震災で年度初から初夏にかけて新車減産、中古車発生の減少、復旧需要などの特別な要因が加わった段階から、秋までに通過し終わったといえる。
現在の大きな問題は円高による国内消費や輸出への影響で、この基調で消費、流通が回転する段階にいつ入れるか。輸出では年変わりを控えていることもあり、比較的為替の影響を受けにくい規模、または輸出先への動きも一部で始まっている。
その中、21日頃より東南アジア途上国向けみられる中型セダンの高騰が発生。その上げ幅の大きさと、該当国の買い規模としては大きかったことから注目され投機的な動きも起こったが、そのモデルの流通量に対する影響度は限定的に留まった。
該当国の政策内容から、今後は規模は違えど他モデルにも同様の動きが出る可能性もあり、要注意。