ジャッジメント
中古車の査定検査においては『五感を活かす』ことが求められます。とくに活きるのが車内でのチェック時。
今回はその事例をご紹介いたします。
車内の確認は査定者の【センス】が問われる
査定現場では『見る確認』に偏重しがちな車内瑕疵チェック。
ですが実際は、次に挙げる『五感』が査定者には求められます。。
①見る(視覚)・・・シートのスレやトリムの傷等
②触る(触覚)・・・天張り等のトリム類の浮き
③聞く(聴覚)・・・機関系の動作音
④嗅ぐ(臭覚)・・・タバコ・ペット臭
⑤感じる(体感)・・エアコンの冷暖・エンジンの振動
これらの五感をフルに活かすことで、見るだけでは気づけない瑕疵を発見することができるのです。例えば画像①のような天張りの浮き。今回はわかりやすい浮きの画像を使用していますが、一見すると気づきにくい症状も多く存在します。
すべてのトリム類を触って確認するわけではありませんが『もしかして・・・』と疑った際、触って最終確認をすることでこうした浮きを発見することができます。さらに『見る確認』においても、内装パーツをチェックするだけでは不十分といえます。例えば、ガラスの割れのような外装瑕疵でも、室内側から確認できるものも存在します(画像②)。ガラス類の割れや補修痕は、わずかな光の屈折で生じる影やリペア液痕を探す瑕疵のため、様々な角度から見る必要があるのです。
五感を活かすと意外な重大瑕疵も・・・車内に乗り込むと、タバコやペットの臭い以外にも気になる異臭を感じることがあります。その中でも警戒が必要なのは『カビ臭』『水の腐った臭い』です。これは冠水歴(水没車)の疑いがある為で、他の五感を活かす必要があります。
シート座面やカーペット、あるいはシートベルトを引き出して『触った際、湿り気を感じるか?』『シートレールやステアリングシャフト等の金属パーツに目立つ錆が発生していないか?(画像③)』『パーツの隙間に清掃しきれていない泥の被膜が残っていないか?(画像④)』 等を調べて総合的な判断を下します。
査定検査の知識や技能はもちろん大切ですが、五感を活かすにはまず健康であることが第一。
これから体調が崩れやすくなる季節となりますので、体調管理にはくれぐれもご注意ください。
今回はその事例をご紹介いたします。
車内の確認は査定者の【センス】が問われる
査定現場では『見る確認』に偏重しがちな車内瑕疵チェック。
ですが実際は、次に挙げる『五感』が査定者には求められます。。
①見る(視覚)・・・シートのスレやトリムの傷等
②触る(触覚)・・・天張り等のトリム類の浮き
③聞く(聴覚)・・・機関系の動作音
④嗅ぐ(臭覚)・・・タバコ・ペット臭
⑤感じる(体感)・・エアコンの冷暖・エンジンの振動
これらの五感をフルに活かすことで、見るだけでは気づけない瑕疵を発見することができるのです。例えば画像①のような天張りの浮き。今回はわかりやすい浮きの画像を使用していますが、一見すると気づきにくい症状も多く存在します。
すべてのトリム類を触って確認するわけではありませんが『もしかして・・・』と疑った際、触って最終確認をすることでこうした浮きを発見することができます。さらに『見る確認』においても、内装パーツをチェックするだけでは不十分といえます。例えば、ガラスの割れのような外装瑕疵でも、室内側から確認できるものも存在します(画像②)。ガラス類の割れや補修痕は、わずかな光の屈折で生じる影やリペア液痕を探す瑕疵のため、様々な角度から見る必要があるのです。
五感を活かすと意外な重大瑕疵も・・・車内に乗り込むと、タバコやペットの臭い以外にも気になる異臭を感じることがあります。その中でも警戒が必要なのは『カビ臭』『水の腐った臭い』です。これは冠水歴(水没車)の疑いがある為で、他の五感を活かす必要があります。
シート座面やカーペット、あるいはシートベルトを引き出して『触った際、湿り気を感じるか?』『シートレールやステアリングシャフト等の金属パーツに目立つ錆が発生していないか?(画像③)』『パーツの隙間に清掃しきれていない泥の被膜が残っていないか?(画像④)』 等を調べて総合的な判断を下します。
査定検査の知識や技能はもちろん大切ですが、五感を活かすにはまず健康であることが第一。
これから体調が崩れやすくなる季節となりますので、体調管理にはくれぐれもご注意ください。