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【連載コラム】File32自動車会社の働き方改革

ハローワーク求人票をガチでつくろう~その三~

 ハローワークインターネットサービスの連載も今回が最終回。経験者や即戦力が応募しやすい求人票とはなんなのか、積極的に記載したいお勧めワードとはどのようなものなのか、詳しく見ていきましょう。

■紹介状は必要か?
 皆さんはどのような人材を希望してハローワークに求人票を出しているでしょうか。「ウチは小規模な会社だからやっぱり整備経験者がいいな」、「在職中で即戦力になる人材だと助かるな~」、中途採用なので、「失業中ではなくブランクのない在職経験者」という方を求めていると思います。が、今のハローワーク求人票ではこのような応募が来にくい状況となっているのです。なぜなら、かなりの確率で応募書類等に「ハローワーク紹介状」が必須となっているから。この紹介状をもらうには、事前にハローワークに行って求職登録をしなければならず、日中仕事をしている方にとってはかなりハードルが高い作業となり、結果としてそのような縛りのない民間の求人媒体から応募するといった流れにならざるを得ません。前々回でも紹介したハローワークインターネットサービスに登録すれば、「オンライン自主応募」というのも選択でき直接応募が可能となりますが、実際はまだまだアナログな求職者も多くいるため、求人票の書き方を工夫しなければなりません。応募書類の「ハローワーク紹介状」に二重線(不要という意味)を引ければいいのですが、この当たりは管轄のハローワークによって対応が異なる場合があり、もし「必須ですよ」と言われた際の一例としては、求人に関する特記事項に「在職者の直接応募可(紹介状:不要)」といった記載をするといいでしょう。いずれにしても管轄のハローワークに確認しながら進めましょう。

■やれる手は打つ
 他になるべく記載してもらいたいものとしては、自社ホームページのアドレスを記載することで、より会社の事を深く知ってもらうことができます。また「オンライン面接可」や「UIJターン対応可」、「見学はいつでも可能です。お気軽にお問い合わせください。」などもいいでしょう。さらに写真を10点までアップできますので、外観や内部の雰囲気、集合写真なども積極的に掲載しましょう。もうひとつ、文字というのはどこか無機質になりがちですので、柔らかい文章を心掛けしつつ、差別化を図るために最後に「ね」とか「よ」を付けてみてもイイかも知れませんね!ここ数年、自動車業界に限らず、より一層、求職者からの応募が減少する傾向にありますので、しっかり時間をかけて会社の良さが伝わる求人票を作り上げていきましょう!

【筆者プロフィール】
社会保険労務士・自動車整備コンサルタント 本田淳也
青森県深浦町生まれ。北海道自動車短大を卒業後、ディーラーにメカニックとして勤務。その経験を活かし四駆専門誌で数多くの記事を執筆。帰郷後、青森市に本田社会保険労務士事務所を開業。SUBARUだよりに「これからの自動車販売店経営術」を連載中。猫にはまっている47歳。著書「自動車整備業の経営と労務管理」(日本法令)。

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