シティライト（岡山市北区、丸山明社長）は２月２５日、備北ハイランドサーキット（岡山県新見市）を経営するイクタ（岡山県真庭市、生田延夫社長）の全株式を取得し子会社化した。サーキット場をグループ傘下に収めることで、顧客サービス強化につなげるほか、二輪、四輪のモータースポーツファン獲得を目指す。

　同サーキットは、総延長１．８１㌔㍍の接続できる２コースで形成されている。Ａコースが７１０㍍、Ｂコースが１．１㌔㍍という内訳。日本自動車連盟（ＪＡＦ）公認スピード競技コースで、ジムカーナの国内選手権などが開催されている。

　同社は、走行会などによる四輪、二輪の既存顧客の囲い込みと新たなモータースポーツファン獲得を目的に、後継者不在で売却を検討していたイクタを子会社化した。
　
　同社グループは、プレミアム輸入車から乗用車、バイクまで幅広い事業展開を行い、こうしたユーザー層のためのレクリエーションの場としてもサーキット場を活用する。敷地の総面積は約２９万５０００平方㍍。県北の山中にサーキット場と太陽光発電所があり、残った未整備の山野には今後、バイク用コースやオートキャンプ場などを整備する計画もあり、地域振興も視野に入れる。

備北ハイランドサーキットのインターネットホームページ。
https://bihoku-circuit.com/