今年６月の役員改選で、ＪＵ近畿青年部会の代表幹事に就任した河野敏尚さん（ＪＵ大阪）。近畿の代表幹事として、他ブロックとの交流強化などを推進、若手経営者間の情報交換などに注力していく考えだ。「若い経営者たちが集まり、これまで以上に〝横〟の繋がりを強めたい。『青年部会メンバーになって良かった』と心から感じていただけるような組織運営を目指したい」と話す。

　河野さんは現在のＪＵ近畿青年部会の課題について「常設オートオークション（ＡＡ）会場がＪＵ奈良のみという状況。ＡＡを通じた交流が他ブロックに比べて少ない。合わせて昨年からはコロナ禍による機会減も著しい」と、コロナ禍で交流機会が減少していることに危機感を示す。

　こうした中で、現在は感染縮小の状況が続き、各県が手を取り合いながら、交流を深める機会も徐々にではあるが、解禁されてきている。それを踏まえて、今年１２月頃には「ＪＵ近畿保証」などをテーマに、勉強会の開催を予定する。
　もちろん、ＪＵ中販連が推進する「ＪＵ適正販売店制度」の積極展開や「中古自動車販売士制度」の普及拡大が青年部会にとっても急務だと考える。「多くの販売店が集まるＪＵという組織。『適正販売店になりたい』と思わせるような仕掛けを考える。こうした諸制度を活用することで、各販売店のスキルアップを推進する。「加盟店のスキルアップはすなわち業界全体の底上げやＪＵのブランド力強化にもつながる。青年部会メンバーが一丸となって親会のあらゆる事業を盛り上げられるよう、若いメンバーを拡大したい」という。（室田一茂）

【プロフィール】
河野敏尚氏（かわの・としなお）。
１９７６年（昭和５１年）１月大阪府東大阪市生まれ、４５歳。育ちは大阪市内。
ガッツコーポレーション社長。１９年５月ＪＵ大阪青年部会長。
２１年６月ＪＵ近畿青年部会代表幹事。
趣味はゴルフのほか、野球・ラグビー観戦など、休日はアクティブに過ごす。