関東地区のAA中古車流通は7月中旬から下旬、6月までの価格、成約率上昇基調から反転した下降推移となった。
7月に入り全体的な引き合い、応札は低下。これは国内需要では一部を除き小売が好調で無かったことでの「買い詰まり」、輸出では欧米の経済不安を受けた円高進行の中での手控え感、これらが6月までの動きの反動と相乗で影響し下降推移した。
ただし低下といっても6月までの動きに対してであって、成約率水準自体は昨年同期比で数pt上にあり、本年の震災、新車減産の影響から「タマ不足」基調は依然続いている。
そのため、この7月も主に高単価特性の会場では成約率の低下は抑えられている状況。個々の取引でも良質な車両には強い引き合いからのセリになっている状況が見られ、弱含みな需要の中でも良質な商材の不足感、それへの強い引き合いが依然としている。
しかし、このあたりも売り手との値が合わず取引が成立しないケースも出てきている。
そして、新車生産回復による行き渡りとそれによる中古車発生、入庫も徐々に見られ始めている。この本格的な動きはまだこれからで、中古車流通市場にどのように作用するのかが注目点。
また、8月は元々の暦と本年の節電などの影響から前半に市場閑期が長く続くことが予想され、この間の推移と、どう乗り切るかも要注意点。
7月に入り全体的な引き合い、応札は低下。これは国内需要では一部を除き小売が好調で無かったことでの「買い詰まり」、輸出では欧米の経済不安を受けた円高進行の中での手控え感、これらが6月までの動きの反動と相乗で影響し下降推移した。
ただし低下といっても6月までの動きに対してであって、成約率水準自体は昨年同期比で数pt上にあり、本年の震災、新車減産の影響から「タマ不足」基調は依然続いている。
そのため、この7月も主に高単価特性の会場では成約率の低下は抑えられている状況。個々の取引でも良質な車両には強い引き合いからのセリになっている状況が見られ、弱含みな需要の中でも良質な商材の不足感、それへの強い引き合いが依然としている。
しかし、このあたりも売り手との値が合わず取引が成立しないケースも出てきている。
そして、新車生産回復による行き渡りとそれによる中古車発生、入庫も徐々に見られ始めている。この本格的な動きはまだこれからで、中古車流通市場にどのように作用するのかが注目点。
また、8月は元々の暦と本年の節電などの影響から前半に市場閑期が長く続くことが予想され、この間の推移と、どう乗り切るかも要注意点。