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兵庫県姫路市の北部、夢前町に本店・サービス工場を構える夢進(宇治進一社長)ではJUコーポ―レーションが展開する共有在庫「JUテントリ」とJU兵庫(兵庫県高砂市、森本義則会長・理事長)が展開する「中古車商品化サービス」を組み合わせ、小売りと業販の両面で、JUのメリットを大いに活用する。「映像(画像)」を徹底的に活用、第三者機関による外部査定を入れた中古車をいち早く、商品化するとともに、効率的な運用により、自社スタッフの作業負荷軽減にもつなげている。こうした取り組みの成果により、「小売り」「業販」ともに、成約率は向上し店頭在庫は常にフレッシュな状態をキープしているという。 (室田一茂)
■仕入れ車両はまずJU兵庫の商品化サービスへ
同社では、オートオークション(AA)からの仕入れや自社で運営する中古車買い取りフランチャイズチェーン(FC)店「ジェイボーイ姫路店」でのユーザー仕入れなどをメインに、幅広い仕入れチャンネルを活用する。仕入れ車両はまずJU兵庫に入庫し車両状態によっては、中古車商品化サービス事業を活用する。仕上がった車両はJU兵庫の中古車商品化サービスの付随メニューである撮影ブースを活用する。自社に入庫する段階ではすでに車両情報と数十枚に上る車両詳細画像が揃っている状況だ。全天候型撮影室で撮った画像は見栄えが良く「写真を変えただけで、成約につながったケースもある」(宇治社長)とするように、写真へのこだわりがスピーディーな成約に結び付くという。
■入庫車両はすべて「JUテントリ」の即時掲載
商品車として仕上がり、撮影を終えた中古車が店頭に到着する頃には、大半の車両を「JUテントリ」に掲載できる状態だ。ここで出張査定を入れ、車両の客観的情報を追加することで、成約率を高める。「JUテントリ」には全車両を掲載する。「当社にとって『JUテントリ』は『ため池』のような存在、入庫車は一旦『JUテントリ』に登録した上で、小売りやその他の業販ルートなどにもそれぞれ掲載していく流れ」(宇治社長)という。
JUテントリを軸に、さまざまな販売手法に合わせて展示車を展開していく。JU岐阜羽島AAで展開する「お店のクルマコーナー」への在庫車出品もその一つだ。「自社の在庫車は『JUテントリ』に多くの情報が網羅されている。AA出品票にない情報が多く掲載されており、バイヤーにとって必要な情報がすべて網羅されている」(宇治社長)状況が成約率を引き上げる要因だ。
■写真撮影へのこだわりが高成約率の大きな要因に
宇治社長が最もこだわる写真撮影だが、JU兵庫の撮影ブースを活用した鮮明な写真を活用するが、撮影する角度やカッコ良さ、美しさなどにもこだわったプロ並みの撮影は同社が得意とするスーパーカーなどでも効果を発揮する。「スーパーカー、高級車に関しては撮影枚数が300枚を超えることもしばしば。写真だけで判断し、一度も来店せずに成約するケースもある。販売店やその先にいるユーザーが必要としている情報を出来るだけ多く『写真』を通じて発信している」(宇治社長)という徹底ぶり。もちろん、写真だけでなく、提供する車両情報も徹底的に網羅する。ボディーカラー一つとっても「カラーコード」や正式名称を明記、メーカーオプション(OP)やディーラー(OP)、カーナビの品番などは最低限の情報提供として記載する。
■「JU適正販売店」など加盟店メリットを最大化
同社では「JU適正販売店」として、JU加盟店ならではのメリットを最大化し他店との差別化につなげている。JU兵庫の商品化サービスの活用もその1つ。こうした作業もアウトソーシングすることで、自社スタッフの負担を軽減することができ、営業活動や顧客対応に集中することが出来る。JU近畿(財藤和喜男会長)では「JU近畿チャンス」として「JUチャンス」事業を全国で先行展開しているが「こうした事業にも積極参加しながら、JUを盛り上げていきたい」(宇治社長)と意気込む。
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