川崎大輔のアセアン市場まるわかり⑯ - グーネット自動車流通

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川崎大輔のアセアン市場まるわかり⑯

コラム 2020年08月25日
ミャンマー整備ビジネスの現状と課題
会社名:アセアンカービジネスキャリア

 ミャンマーでは整備工場が1000以上あると言われているが実態は不明だ。しかし、整備に関する教育がほとんどなされていないため、しっかりした整備ができる整備工場は数える程。更に整備工場の建物を持っているところはまだ良いが、小さなプレハブのパパママショップ、もしくはプレハブもない道端整備が圧倒的に多い。車齢が高く、故障比率も高い中古車が中心であるにもかかわらず、正しいメンテナンスができていない。“安かろう悪かろう”の顧客が主流で、安い部品での修理が当たり前の市場となっている。

 ミャンマーの整備ビジネスの課題は、純正部品の迅速な調達、修理履歴の記録、しっかりした接客など日本では当たり前のことがされていないことだ。また、スタッフの出入りが激しい。そのため整備スタッフへのスキルアップ、技術の継承が難しいという課題も残る。

 さらに、整備ビジネスはミャンマー人が入り込みやすいビジネスだ。資格がなくても開業できる。そのため整備工場の数が多い。しかし、しっかりした整備ができる整備工場が圧倒的に不足している。場当たり的な修理、粗悪品やコピー品が多数出回り、整備士の国家試験もないので、経験と勘だけに頼った修理が行われている。

 ミャンマーでは大きな修理工場でも修理ができないことが多い。特に電気系統などではその傾向が強い。壊れたら修理するという感覚のミャンマーでは今後、予防点検的な対応も求められる。

 今後、ミャンマーの整備工場は、修理技術、価格、立地、店の雰囲気などで選別され、淘汰が始まるだろう。各整備工場とも、品質の高い技術、適正な利益確保、部品供給の確保、人材の育成、スキルアップ、これらが早急かつ重要な課題となる。

 ミャンマーは自動車政策が不安定で課題は山積みしている。しかしながら需要が段階的に新車に移る自動車市場の転換点を迎えている。変化が起きている市場には常に新しいビジネスチャンスが生まれる。整備事業の市場の拡大、そして新しい可能性の広がりが存在していることは間違いない。


<川崎大輔 プロフィール>
大学卒業後、香港の会社に就職しアセアン(香港、タイ、マレーシア、シンガポール)に駐在。その後、大手中古車販売会社の海外事業部でインド、タイの自動車事業立ち上げを担当。2015年半ばより自らを「日本とアジアの架け橋代行人」と称し合同会社アセアンプラスコンサルティング にてアセアン諸国に進出をしたい日系自動車企業様の海外進出サポートを行う。2017年に株式会社アセアンカービジネスキャリアを立ち上げアセアン各国からの外国人整備エンジニアを日本企業へご紹介。アジア各国の市場に精通している。経済学修士、MBA、京都大学大学院経済研究科東アジア経済研究センター外部研究員。


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