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RAワタナベ(渡部浩樹社長)は静岡県焼津市の閑静な住宅街に自宅兼事務所を構え、車で10分程度のところに展示場がある。展示場は東名高速道路の大井川焼津藤枝スマートICから15分とアクセスは良いものの、敷地にあまり余裕がなく、約10台の展示車両と事務所、作業スペースでいっぱいになっている。そのような環境の中、毎月コンスタントにJUテントリで販売をしている渡部社長に活用法を聞いてみた。
(福井伸幸)
■最初は半信半疑
渡部社長は国産ディーラーに約15年間勤め、中古車販売の経験を積んだ後、2007年に中古車販売、買取、損害保険の代理店として同社をスタートさせた。創業当初数百名いた顧客は徐々に減少、販売台数も年々減っていき苦戦が続いていた中で、JU静岡の担当者にJUテントリをすすめられたのがきっかけとなった。17年1月からJUテントリをスタート。インターネットの普及は進み、ユーザーは当たり前のように、パソコンやスマートフォンで車を探していたが、業販の世界ではまだまだ未知数で、「半信半疑だった」と渡部社長は振り返る。そんな不安をよそにスタートしてすぐに登録したプリウスが成約、JUテントリの反応の良さに驚いた。
■売れる情報を登録
登録する際の車両データは特に気をつかっている。同じような車両が多い中、「売れる情報を登録」することで、他社との差別化をはかっている。写真枚数は少なくても10枚は掲載、車の写真はもちろんのこと、保証書や取扱説明書、ナビゲーションの説明書など車以外の写真を掲載している。また、ホイールカバーが無い車両や破損している車両は市販の新品ホイールカバーに付け替えをしてから撮影するなど、細やかな気づかいを行なっている。
■登録してからが勝負
車両を登録したら、売れるまで放置するのではなく、反応を確認しながら、価格変更やデータの修正を行なっていく。例えば、JUナビのテントリ出品車両一覧で、検索:5、注目:1になっても売れない場合は、価格を変更する。反応があっても売れない車両は価格を下げることで販売の可能性が大きく上がる。台当たりの利益は少なくなるが、台数を増やすことでカバーをする。また、2ケ月間掲載して反応が少ない車両は、ETCなど付加価値を付けて、車両の価値を高めるようにしている。
■MOTORGATEで登録作業を軽減
店頭在庫については、軽自動車を中心に展示、掲載車両データはプロトコーポレーション(名古屋市中区・神谷健司社長)の中古車販売店向けASPサイト「MOTOR GATE」(モーターゲート)と車両データ連携を行なっている。登録作業は渡部社長自身で行っているが、車両データの連携が行われることで、業務負担をかなり軽減することができ「同じデータを2回入力する必要が無く、時間を有効活用できる」と話す。
■JUテントリのメリットとデメリット
メリットについては、「車両が展示場から移動しないため、業販と小売りが同時にできる。販売価格をあらかじめ決めておくことができるので、利益の計算がしやすい」などがある。また、デメリットについては「AAでの仕入れと比べると価格が高くなることが多い。自社検査の場合、評価点の信頼性が懸念される」としている。同社の場合、メリット、デメリットを考慮しながら、JUテントリ、小売り、AAなど使い分けを行なっている。
■今後について
「JUテントリは今では自分の武器となっている」と話すように、無くてはならない存在となっている中で、「販売台数と台当たり利益の増加が課題でもある」としている。今後は「色々なことを試してみながら、更なる有効活用を行なっていきたい。小規模店だからこそできる小回りの良さを活かせるのが、JUテントリだと思う」と語る。
【店舗情報】
社名=RAワタナベ
所在地=静岡県焼津市五ヶ堀之内1312-8
展示場=焼津市大住399-6
電話=054-637-9871
代表者=渡部浩樹社長
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