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新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、各国経済はコロナ禍から本格的に回復フェーズへと入り、各国の金融政策や地政学的リスクに影響されながらも安定への道を進んだように思います。一方で、ビジネス環境については、一昨年に続く物価高騰や人件費高騰等のインフレ影響が色濃く企業の業績に影響を与えました。また、デジタル技術については、生成AIの普及が顕著となる一方で、サイバーセキュリティに関連する事件が複数報道される等、技術の利活用とリスク管理のバランスが求められるようになりました。また昨年の能登半島の地震をはじめ、自然災害が激甚化しております。ゲリラ豪雨や台風による浸水や飛来物、土砂災害や雪・雹による災害まで、ケースは多岐にわたり、被害コストにも影響しております。
オークスモビリティは、損害保険会社大手のSOMPOグループ傘下で、事故全損車の処分を行う企業として誕生しましたが、昨年は当社が大きく変わった一年でした。昨年5月にはプライベート・エクイティ・ファンドのアント・キャピタル・パートナーズから資本参加を受け入れ、同12月には社名をSOMPOオークスからオークスモビリティへと変更し、他の損害保険会社・リース会社・タクシー会社様との取引を本格拡大させました。
これに伴い、自社オークションである「AUX Board」で取り扱う事故車や過走行車に加えて、直近では中古車の取り扱いも増加しており、中古車オークションへの車両出品も本格化しました。その結果、昨年からは自動車流通業界の方々とご連携させていただく機会も増えまして、折に触れてご関係者の方々に数々のお引き立てをいただきましたこと、心から感謝しております。今後も、事故車という自社の強みをさらに磨きながら、一般の中古車流通ビジネスをご指導いただき、さらに成長して参りたいと考えています。
昨年の取組としては、8月に、事故車のオークションを通じて蓄積したデータおよび画像AIを活用することで、スマートフォンで即座に車両の損傷判定を行うアプリ「AUX Checker」を開発しました。現在は、リース会社様および陸送会社様が、リースアップ車両を対象としてご利用いただくことを想定し、実証実験を進めております。今後は、さらなる機能拡充により、例えば中古車オークションへの出品時の査定業務のサポートツールとしてご活用いただくことも展望しており、昨今業界を取り巻く人手不足問題の解消の一助になれればと考えています。
本年は新生オークスモビリティとしての船出の年となります。当社はニッチな事故車のマーケットを、信頼性・透明性があるオープン市場とすることを目指しています。そのためには、取扱台数を拡大させ、ビジネスを効率化することが重要だと考えています。当社としては、事故全損車を代位取得する他の損害保険会社様とも連携することで、オープンな事故車市場を共創し、保険業界ひいては保険契約者に貢献するとともに、自動車流通業界のさらなる成長・発展に少しでも貢献できればと考えております。その他に、本年は「AUX Checker」に続く新たなデジタルプロダクトの導入も予定しております。今後は自動車業界における循環型社会の実現をデジタルの力で進めていければと考えております。
最後に、本年が皆様にとって素晴らしい1年となりますことを祈念いたしまして、年頭のごあいさつとさせていただきます。
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