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ゼロツー(大分市、日名子祐一社長)は、「カウボーイ大分」の屋号で大分市内に3店舗を展開する。「くるまのこと カウボーイ大分」というキャッチフレーズの通り、車買取りと新車・中古車販売、車検・整備、鈑金・塗装などを幅広く展開し、トータルカーライフをサポートする。同社が共有在庫「JUテントリ」を活用し始めたきっかけはその「可能性」に他ならない。「掲載すれば可能性は広がる。共有在庫はまず車両を登録・掲載するところから。小売りやオートオークション(AA)、共有在庫など、クルマの売り方はさまざま。売れる可能性が高まることには何事もチャレンジしていきたい」(日名子社長)という思いからだ。同社の取り組みや共有在庫で売るための秘訣などを聞いた。 (室田一茂)
■まずは「可能性」を広げるところからスタート
同社では、「JUテントリ」にほとんどの在庫車を掲載するが、平均すると常時100台規模の掲載台数をキープする。「登録すれば、売れる可能性は確実に広がる。掲載無料で間口を広げることができる『JUテントリ』を活用しない手はない。
一般的に共有在庫の成約率は数パーセントと言われているが、やらなければ何も可能性は広がらない」(日名子社長)と考え方は明確だ。小売りがメインだが、業販やAA、共有在庫でも全ての可能性に賭けながら、在庫車の回転率を引き上げる。
■グーネットからデータ連携、各スタッフが入力作業
同社では「JUテントリ」に登録するほとんどの車両をグーネットからデータコンバート(連動)する。約100台の車両データをインポートし、不足している車両情報の追記や写真の選定・追加、掲載価格の検討などを各店舗のスタッフたちが担当する。「店頭プライスは毎週金曜日に更新している。個々の営業スタッフたちがしっかりとした相場感を持って、在庫車を管理している。
こうした中で『JUテントリ』への車両登録も自立したスタッフたちが担当し、自分は最終チェックを行うだけ」(日名子社長)という。経営者だけでなく、店舗スタッフまでが同じ思いを持って、在庫車が売れる「可能性」を高めている。
こうした考え方は「地道な取り組みを推進している。カウボーイ3店舗で12人体制だが、個々のスタッフが常に勉強しながら、相場感や営業スキルを磨いている。スタッフの『思い』が大切で、皆で知識や経験値を伸ばす努力を惜しまない」(日名子社長)という全社員の意識の高さから生まれるものだ。
■月販80~100台規模、さまざまな売り方で在庫回転率を高める
3店舗で月販80~100台程度をコンスタントに続ける同社では、小売りや業販などをうまく組み合わせながら、在庫回転率向上に努めている。その中のツールの1つとして「JUテントリ」を活用する。「小売りにこだわりすぎても長期在庫車が発生してしまう。売り方のバランスを取る意味でも『JUテントリ』は有効な販売手段。少し古くても希少価値の高いクルマなど、小売りではなかなかピンポイントのユーザーにしか響かないクルマだが、全国に共有在庫として発信できるメリットは大きい」(日名子社長)という。
全国のJU加盟店に対しても「まずは『JUテントリ』に在庫車を登録・掲載するところから始めて欲しい。掲載しなければ可能性は広がらない。長期在庫車が思いがけず売れて行くケースも」(日名子社長)と活用を呼びかける。下取りや買取りで入庫した低年式車などでは、まず「JUテントリ」に掲載し、一定期間売れなければAA出品という流れも活用する。
■ユーザーニーズに細やかに対応、地域密着型営業でファンを拡大
同社では、個々のスタッフが自立的にスキルアップを図る一方で、地域密着型の店舗運営で、しっかりと地元ユーザーを顧客として囲い込んでいるところが大きな強みだ。顧客による代替えや紹介も多く、地元にこだわった経営から、地元大分のサッカーJリーグ加盟チーム「大分トリニータ」のクラブスポンサーにも名を連ねるなど、地元の活性化にも貢献する。
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