同会場の人見顧問と坂野営業室長がコンダクターを務め、手ゼリオークション

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TAA近畿(大阪府寝屋川市・北口武志社長)は4月24日、「旧会場ファイナルオートオークション(AA)」を開催した。出品台数2827台を集め、76.8%の高成約率のセリで盛り上がった。セリスタート前には、ファイナルAA特別企画として、「手ゼリAA」を開催、会場側が用意した特選車10台を手ゼリコンダクター経験のある人見真司顧問と坂野剛志営業室長が1台1台丁寧にセリにかけ、手ゼリを懐かしむ会員らが活発な応札で盛り上げた。
同会場はゴールデンウィーク明けの5月8日、旧会場隣りの地上5階建て、延べ床面積3870㎡の新本館に移転する。ファイナルAA当日は会員向けに内見会も開き、一足早く新会場を披露した。
新本館とともに新設した延床面積9640㎡の新立体駐車場は4月開催のAAからすでに使用を開始している。
平野裕治会場長は「新会場オープンを契機に皆様の利便性向上へスタッフ一同で頑張っていきたい。さらなるボリュームアップへ4レーン化も実施、セリ時間の短縮とセリに集中できる環境整備を通じて、皆様に注目される会場を目指したい」と意気込む。
同会場の2017年度(17年4月~18年3月)AA実績(49開催)は、出品台数が前年度比3.6%増の12万739台、成約率が同0.2ポイント増の80.6%。1開催あたり出品台数は前期の2387台から2463台に増大した。
今期は出品台数13万300台(49開催、1開催あたり2659台)、成約率80%超の高い目標を掲げ、さらなる活性化を図る。「会場間落札も多く、TAA火曜日開催会場の中核として、しっかりと存在感を高めていきたい」(平野会場長)とする。
新会場はPOS席数が624席(旧会場は602席)に拡大する。最も席数の多い4階は258席、記念開催時のセレモニーなどを行うメイン会場の3階は222席。2人掛けのゆったりとしたPOS席はテーブル幅が166cm椅子の座面幅は50cm、荷物置きになるセンターテーブルn幅は43cm。2~4階の各階には、明るく光の差し込むリフレッシュコーナーを設ける。
5階食堂フロアには旧会場の147席から大幅拡大となる250席を確保した。1階ロビーと5階食堂のカフェコーナーに設けた情報ビジョンのほか、各階に2~3カ所ずつのデジタルサイネージを採用した。全館バリアフリー対応。
イスラム圏からのバイヤーに配慮した礼拝室には足洗い場も設けた。幅広い来場会員が集中してセリに参加できるほか、リフレッシュコーナーやカフェコーナーなどのスペースをしっかりと確保することで、快適に過ごせる環境を整備しているのが特徴。