2017年4月新卒入社のパウデル・ビノード・パラサドさん(ネパール出身)

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ネクステージ(名古屋市中区・広田靖治社長)は、2019年新卒採用において、同社史上最多の500人の採用目標を掲げる中で、整備士採用として50人規模の外国人採用に乗り出す。外国人整備採用強化と合わせ、社内教育やサポート体制の強化を同時に推進、円滑なコミュニケーションのため、語学研修なども導入し、グローバル採用を定着化させる。
同社の19年新卒採用計画は、同社史上最多の500人。営業職が350人、事務職が50人、整備士が100人という内訳。整備士100人の過半数を占める50人をグローバル採用により外国人留学生から確保する考え。
日本の整備士養成校などを卒業予定の外国人留学生を積極採用する方針で、18年4月入社予定の整備士の約50%は外国人留学生が占める状況。出身国はベトナムとスリランカ、中国だという。整備士のグローバル採用を積極展開することで、国籍に拘らず、優秀な人材を積極採用する考え。今後の事業拡大に向け、大型店舗の新規出店のための整備事業体制の整備につなげる。
こうした積極採用に合わせて、外国人整備士の職場環境を整えるため、社内教育やサポート体制の強化も同時に進める。入社後の配属先で、ユーザーや店舗スタッフと円滑なコミュニケーションを図れるよう、語学研修を導入していく予定。
同社の調べ(各整備士学校へのヒアリングを元に算出)では、自動車整備学校は外国人留学生の比率が増加傾向にあり、約40%程度を占める状況だという。「留学生にとって、日本で自動車整備のスキルを学ぶことはとても貴重な経験で、各国から優秀な人材が集まっています」と分析する。