ソフトバンクの中山エヴァンジェリストによるAIに関する講演

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プロトコーポレーション(名古屋市中区・神谷健司社長)は11月24日、大阪市北区の会場で「次世代営業ツール商品発表会」を開催した。新車ディーラー首脳を対象に、10月22日にリリースした新商品「データライン・セールスガイド」のプレゼンテーションを行ったもので、ソフトバンク、ソフトバンクロボティクスの2社が共催し、ソフトバンクの首席エヴァンジェリストである中山五輪男(なかやま・いわお)氏による講演にも関心が集まった。
第1部では、中山氏による「近未来のクルマ販売はこうなる!自動車業界における次世代店舗作りについて」と題した講演を行った。中山氏はiPhone、iPad関連の書籍執筆やテレビ出演などで首席エヴァンジェリストとしての活動を行う一方、国内10以上の大学で特別講師を務める。ソフトバンクのパーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」や米IBM社の人工知能(AI)システム「Watson(ワトソン)」の活用事例や開発状況などを交え、近未来の小売り・接客業、とりわけ自動車販売における活用事例を紹介した。
第2部は、プロトの自動車流通事業部大阪支社の日野昌浩課長が「誰でもトップセールスの商談が出来る次世代営業ツール、Sales Guide(セールスガイド)」とし、新商品の概要説明と活用事例を紹介した。政府、日本自動車工業会の試算によると、消費税10%時代の到来により、国内新車販売台数は最大50万台減少すると言われている。新車需要の逸失を回避するためのカギとして、次世代営業ツールを紹介した。セールスガイドの主な機能は「乗り換えPOP」と「未来予測グラフ」、「コスト比較」、「乗り換えシミュレーション」、「商談管理(CRM)」の5つ。早期代替えを促す仕組みを提供するとともに、CRMによる営業スタッフの人材育成つながるツール。セールスガイドと「Goo-net新車(新車メディア)」を使った顧客防衛と新規獲得の仕組みを訴求した。企業成長の鍵は『営業革命』。「情報武装」と「科学的組織営業」による代替えサイクルの短縮化をサポートする。