営業利益・経常利益・当期純利益はともに4期連続過去最高益を更新
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ユー・エス・エス(愛知県東海市・安藤之弘社長)は5月13日、平成27年3月期の決算短信を発表した。連結業績は、売上高674億6600万円(前期比0.7%減)、営業利益334億1100万円(前期比2.2%増)、経常利益340億2700万円(前期比2.3%増)、当期純利益216億6100万円(前年同期比8.5%増)となり、営業利益・経常利益・当期純利益はともに4期連続過去最高益を更新した。
オートオークション事業は、出品台数が2,353千台(前期比2.1%増)、成約台数は1,545千台(前期比0.3%増)、成約率は65.7%(前期実績66.8%)となった。売上高は大規模会場を中心に出品台数が増加したことなどからオークション手数料収入が増加し、営業費用は、減価償却費や販売促進費が減少したことに加え、前期の名古屋会場新築移転により一時的に発生した租税公課や消耗品費などが当期は減少した。結果、オートオークション事業は、外部顧客に対する売上高50,281百万円(前期比1.6%増)、営業利益32,116百万円(前期比3.2%増)となった。
中古自動車買取専門店「ラビット」は、消費税増税の影響などにより買取台数が減少したことに加え、低額車両の取扱比率が上昇し販売単価が低下したことから、減収減益となった。事故現状車買取販売事業は、買取台数が大幅に減少したことから、減収減益となった。この結果、中古自動車等買取販売事業は、外部顧客に対する売上高10,083百万円(前期比13.2%減)、営業利益464百万円(前期比35.8%減)となった。
廃自動車等のリサイクル事業は、廃自動車等の取扱量が増加したものの、10月以降に鉄スクラップ相場が落ち込んだことに加え、人件費などが増加したことから増収減益となった。廃ゴムのリサイクル事業は、主力製品であるカラー着色の弾性舗装用ゴム製品の取扱量が減少したことなどにより減収減益となった。中古自動車の輸出手続代行サービス事業は、取扱台数の増加に加え、検査業務の内製化により増収増益となった。この結果、その他事業は、外部顧客に対する売上高7,100百万円(前期比3.7%増)、営業利益675百万円(前期比2.4%減)となった。