トヨタユーゼック(千葉市美浜区・向井英夫社長)が主催するTAA関東会場(千葉市美浜区)は1月8日に「初荷市」を開催した。当日のセリは、出品2,051台を集荷。前月の最終開催に続き2,000台を超える盛会となった。
開催に先立ち新年の挨拶に立った向井社長は、「昨年は消費増税や異常気象による災害もあり、中古車市場は大変影響を受けた年であった。消費増税に伴う駆け込み需要により下取車の流通量は一時的に増加したが、弊社のオークション出品台数は通年で目標を少し上回る結果となった。また、足もとでは出品台数のボリュームが減少傾向にありタマ不足感により成約率は上昇基調にある」と昨年を振り返ると共に現在の市況について述べた。
続けて昨年の同社の取組みについて「昨年も会員の皆様の利便性の向上を図るべく始終取組みを行った。春には横浜会場の4レーン化と立体式出品ヤードを増設。夏には自社インターネットサービスのT-webを提携先のCAA社のインターネットサービス現車会場.NETと統合しTC-webΣとして再出発した。接続会場数や掲載台数も大変増え、会員様のビジネスをより一層充実したサービスをできるようになったと確信している」と手応えを語った。
また、昨年の実績について、「TAAの全体実績は出品台数72万2,000台、前年比106%、出品シェアも9.9%と最も多い実績を残すことができ、成約率も73.2%と高いレベルを確保することができた。関東会場も出品9万4,000台、前年比107%、成約率も74.7%の幅広く活発なお取引をしていただいた結果」と謝辞を述べた。
最後に2015年の取組みについて、「会員の皆様に育てていただき、成長して参りました弊社ですが、本年は会社創立60周年を迎える節目の年です。今まで以上に売りやすい・買いやすいオークション会場を目指して一層の努力をして参ります」と抱負を述べた。
当日の結果は、出品2,051台、成約1,552台、成約率75.7%、平均成約単価57万8,000円の好結果を収めた。