USS・安藤之弘社長(中央)とJAA・田畑利彦社長兼CEO(左)、HAA神戸・菊地秀武社長(右)が固い握手を交わした

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ユー・エス・エス(安藤之弘社長、USS)とジェイ・エー・エー(田畑利彦社長兼CEO、JAA)グループは8月22日、USSが運営する衛星TV回線を利用した外部落札システム「USS JAPAN」の接続について、業務提携契約を締結したことを記者発表した。今回の業務提携により、JAAは今年11月から、同社子会社のHAA神戸(菊地秀武社長)は来年1月からUSS JAPANに接続する。
USS JAPANは現在、同社主催のオートオークション(AA)全国17会場に加え、業務提携会場12会場の計29会場と接続する。今回のJAAグループとの業務提携により、全国31会場、年間取り扱い台数299万3千台※にネットワークを拡大した。業務提携により、USSはUSS JAPANの更なる取り扱い台数増、利用会員増が見込まれ、JAAグループは成約率の向上が見込まれる。
安藤社長は記者会見で「JAAといえば老舗AA会場で、AAのお手本のような存在。JAA、HAA神戸とは随分以前より接続の話があったが、会員利便のさらなる向上のため、今回の業務提携に至った」と話した。
田畑社長は「名古屋新会場オープン時に会場内を案内していただき、安藤社長のAAに対する思いを強く感じた。あらゆるところにこだわり、本当の意味での王者の風格を感じた。安藤新体制の下でのUSSは着実に業績を上げ、われわれ中古車業界にとっては、夢を見れるような存在。AAの地位向上や認知拡大という意味での貢献度は非常に高い」と、USSグループへの思いを話した。
菊地社長も「USS JAPAN接続により、成約率は必ず上昇する」と期待感を話した。
既存のUSS JAPAN提携会場では、外部落札全体の約11%程度を占めるという。JAA、HAA神戸の両会場においては、大幅な成約率向上が期待できるほか、USS JAPANの提携ネットワーク拡大により、会員の利便性は飛躍的に向上することになる。
USSは8月25日以降、今回の業務提携に関する告知活動を展開する。会員のスムーズな登録を進めることで、11月と来年1月の接続開始に備える構えだ。
※2013年1〜12月AA実績合算