関東中古車AA流通状況(11月前半) タマ不足進行が時季的要因をも押し曲げる
関東地区のAA中古車流通は11月に入り、9月の新車補助金終了以降のタマ不足傾向がより進行、それにより時季的な要因をも変化させる状況が生じている。
具体的には中古車小売、輸出とも快調とは言えず、需要要因が決して大きくない状況ながら、供給に対して商材確保の動きが上回り成約率が年末を控えた時期ながら押し上げられている状況。
こういったタマ不足の進行は、ディーラー、買取店などのユーザー発生の中古車を比較的多く扱う事業者と、一般的な中古車店との「可処分」流通台数の差を拡大させている。それゆえにAAの集荷では前者のような「大口出品」会員の台数を如何に積めるかが最初のポイント。そして一般的会員の少数台数出品をかき集めることで上乗せしていけるかだが、そういった層の側も供給不足への懸念から在庫として保持し、入れ替えに慎重になる傾向がより顕著に。
また、このタマ不足は開催内容の推移にも影響、イベント開催と通常開催の差が拡大、またその前後の開催の集荷が落ち込む傾向が顕著に。このようなタマが少ない=少ないチャンスを、出品側はバイヤーの多い、またバイヤーも台数の多いときに賭ける傾向がより強くなっているのが実情。
この年末まではこの少ない台数=少ない取引チャンスを追いかける流れが続くものとみられる。
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