日本中古自動車販売商工組合連合会（東京都渋谷区・海津博理事長）は5月よりJU適正販売店向けに、おもてなしを軸とした顧客接点強化策を展開する。今後想定されている環境の変化に対応し、長期的、継続的な利益を得るには、生涯を通して付き合える顧客を増やし、維持することが求められる。そのためには、顧客に喜ばれ、感謝されなければならない。つまり、顧客のことを深く知り、一人一人の顧客に寄り添いながら絆を強くする必要がある。

　これらを実現するために開発された本施策は、基本編と実践編で構成される。基本編の実践プロセスは7つのパート（取引ランクと基準決め、顧客リスト整理、取引上位顧客の情報整理、関係性ランクと基準決め、全顧客の情報整理・分類・集計、現状整理・分析、顧客との関係性強化施策まとめ）から構成される。参加各社は実施プロセスごとに実施内容をJU本部に報告する。実施内容はJU適正販売店内で共有されるので、他社の取組事例も自社に応用することができる。

　実践編はトレーニングが主体となる。店舗全体の取組として、一度に多くの方との関係性をつくる機会の作り方を実践する。担当者ごとに取組む内容としては、顧客への効果的なアプローチ方法や店舗の施策を顧客との関係性向上にどう活かすかなどの理解を深め実践する。
参加資格は、JU適正販売店であることとCS中級（おもてなし理論研修）を受講していること。参加は無料。