奈良県オートオークション（奈良県大和郡山市）は５月14日、「法人設立10周年記念ＡＡ」を開催した。
　セリ前のセレモニーで挨拶に立った小林学社長は、平成13年５月の法人化からあっと言う間の10年でした。設立時、お客様に利益をもたらす会場つくりというスローガンでスタートしたが、環境が大きく変化した。業界は厳しい状況だが、お客様を支援できるよう。またお役に立てるよう。どうあるべきかを考え、社員と共に頑張って行きたい」などと謝辞を述べた。セレモニーにはＪＵ三重の元坂明理事長、ＪＵ兵庫の大西敏男理事長も出席した。
　記者会見で小林学社長は法人化のメリットについて、「会員募集の選択肢が拡がり、ポス会員が大幅に増えた。ネットワーク会員を含めると８万１５０社となっている。一方デメリットもあり、会員の参加意識が弱まった可能性も否定できない。現在は訪問営業を強化している」と法人化を振り返った。また、「役員社員が一丸となり、今まで以上に当オークションを利用頂くお客様の満足を追求し続けなければ競争と変化が激しいオークション業界で生き残りは難しい」と語る。
　当日の実績は、出品６５１台・成約４１８台・成約率64・２％（２輪出品60台を含む）。