アライオートオートオークショングループ（神奈川県平塚市）の仙台会場（宮城県大和町）は、年５月１７日の開催よりポスオークションを再開する。
　同会場は３月１１日に発生した東日本大震災の影響により建物の一部が崩壊する等、会場セリ機を使ったオークションの開催が不可能となった状況で「震災が自動車流通に大きな影響を及ぼしている中、弊社が会員皆様のお役に立てることは、中古車供給の場を提供することではないか」（同社）との考えの下、急遽３月２９日より毎週１回、「入札会」を実施していた。
　今回、一部ポス席を改修した形で１７日より、オークションを再開することが可能となった。当日は「まけないで東北、がんばろう日本！！復興支援ＡＡ」のタイトルで１０時よりセリを開始。また、５月の開催については当日の１７日を含み、２４日、３１日の３開催に渡り流札時出品手数料を無料とする。なお、同会場によると食堂施設の復旧準備が出来ないことから、暫くの間、昼食が用意できないとのことである。
　同社は「震災直後より、東北以外の会員様から『役に立てる事はないか』『車検付の車両があるので仙台会場まで運ぶ』など大変ありがたいお言葉を頂き、この度ＡＡ再開を実現する事が出来ました。アライオートオークション仙台会場は大勢の方々への感謝の気持ちを忘れずに、一丸となって強い決意で再スタートを切ります。そして一日も早く被災地が復興出来る様に全力で取組んで参ります。この場をお借りし、ご支援頂きました皆様に心よりお礼を申上げます」としている。
　また、同会場における今後の運営方法について「新たな構想での開催も検討している」（同社）としている。