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井出健義社長「年頭あいさつ」

今年は脇と足元をしっかり固めながら、未来に向けての攻めを徹底する年

ヤナセ(東京都港区・井出健義社長)は1月5日、仕事始めにあたり「平成29年新年仕事始め式」にて従業員に向け年頭あいさつを述べた。

以下、井出健義社長 年頭あいさつ要旨

 迎えた2017 年は、トランプノミクス効果と安倍政権の手堅い経済政策により、日本経済にも春の薄日が差し始め、昨年より明るい年になりそうです。昨日の株式大発会では、4 年ぶりに平均株価が大幅に上昇し、幸先の良いスタートとなりました。このまま企業収益が改善して株高が続き、冷え込んでいた消費者マインドが徐々に上向けば、自動車販売業界にも元気が出てくるものと期待しています。ただ、市場環境の改善は前向きに見ていますが、昨今の政治経済関連の事件や自然災害の発生から、いつ何時・何が起きるか予測できないため、“今年は脇と足元をしっかり固めながら、未来に向けての攻めを徹底する年”と位置付けています。

 今年の純輸入車販売市場を展望すると、緩やかな経済拡大に伴い、市場にも春の薄日が差し込み始め、“最低でも30 万台超え”を予想しています。大手インポーターも3%前後の成長を年間計画に織り込んでおり、純輸入乗用車の年間販売記録の塗り替えも視野に入ってきます。いずれにしても、ディーゼル不正問題の影響を受けた昨年初めの市場環境より明るくなっていくのは間違いありません。努力すれば、努力したなりの結果が必ず付いてくる年になるでしょう。

 ここ数年で飛躍的に進歩を遂げた、“車の電動化と自動運転”技術は、自動車と自動車産業そのものを大きく変えていきます。加えて、“デジタル革命、モビリティ革命”の大きな変化の波が、当社主力の自動車ディーラー事業に具体的にどのような影響を及ぼす可能性があるのか、こうした一連の変化を皆で認識し、備えていく必要があります。強い危機感を持ち、“変化に合わせ、自らをTRANSFORM(変革・変身)する勇気”を持たなければ、10 年先・20 年先に持続・成長可能企業として生き残れる保証はどこにもありません。

 自動車産業のリーディングカンパニーでさえ、“来る変化の大波”に備え、強い危機意識を持って、全方位で新技術や新ビジネスの開発に注力しています。また、新しい流れや変化に対応しよう、あるいは、新しい流れや変化を自ら創り出そうとしています。したがって、当社もキーワードを“DIVERSIFICATION”(多様化・多角化)として、新車・中古車・サービス・金融保険のカルテット営業によるバリューチェーン収益の最大化に加え、ビジネス・人材の多様化、モノからコトへも含む事業の多角化、投資・市場・リスクの分散を図って変化に対応していく必要性を感じています。そのため、今年はその方針に沿って、レンタカービジネスの事業化と海外事業展開を実行に移し、新規事業・市場に進出します。

 私は最近、社内で機会があるたびに、“ゆでガエル”という言葉を発しています。“熱いお湯にカエルを入れると驚いて飛び跳ね出るが、常温の水に入れ徐々に熱していくと、その水温に慣れて、熱湯になった時にはもはや跳躍する力を失い、飛び出すことが出来ずにゆで上がってしまう”という意味で、“慣れた環境に浸り過ぎて変化に気付かず、変化だと察知できた時点では遅すぎて、手が打てなくなってしまうこと”を表します。私自身も含め、歳を取ると、どうしても変化の兆しを認めない/認めたくない傾向が出てきます。社員の皆さんもそんな傾向が自分に現れ、挑戦心が弱くなったと感じた時は、自分自身を戒め、大いに奮起し、チャレンジ精神を取り戻してください。

 「最上質な商品・サービス・技術を感謝の心を込めて提供し、“夢”と“感動”あふれる『クルマのある人生』を創ります。」。当社が昨年、101 年目の創立記念日に策定した企業理念です。時代がどう変わろうが、どのような大きな変化が訪れようが、会社が存続する限り、時代や変化を超越して大切に守っていくべき指針です。皆でこの企業理念を復唱しながら、今年もがんばっていきましょう。

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