ＮＡＡ東京（神奈川県座間市・奥山建社長）は７月22日、半期に一度のビッグイベントである「ＮＡＡ開設37周年記念ＡＡ」を開催した。

　セリ前挨拶に立った奥山社長は多数の出品と来場、長きに渡る関係者の支援に対し謝辞を述べ「今年度の第１四半期の市況は、タマ不足につきる。小売に向くタマの品薄感は、依然厳しく、相場も高値安定で、難しいビジネス局面にあると思う。こうした中、当会場では、映像出品効果もあり、出品数は７月周年では過去最高の台数を集荷できた。中低年式を中心とした一次出品車をお届けするということを重要な方針として掲げている。会員様のビジネスの役に立てるよう、1台1台丁寧なセリを行うので、今後についても、ご指導、ご愛顧をいただきたい」と述べた。

　セレモニー終了後の記者会見で奥山社長は、首都高速生麦ランプ近くの新会場移転について「時期は２０１７年秋頃、２０１８年の初荷からの開催を予定している。会場のコンセプトはエントランスは広くとる等して開放感があり、心休まる会場にしたい。敷地は３万７４１０㎡、地上２階で１６００台が収容可能となる。検査棟は20台収容、６台同時に検査が可能。立地も交通、物流の便が良いエリアで、利便性、快適性も飛躍的に向上するので期待して欲しい」と話した。

　当日の実績は、出品数１４４２台、成約数１１３８台、成約率78.9、平均成約単価　４３万５０００円。同社７月周年の出品数として、過去最高の結果を収めた。映像出品数は２５１台、映像出品販売会社数25社、成約率は64.1％となった。