ＪＵ埼玉(薄辰美会長)は7月19日、同会館会議室において、「ＪＵ安心保証説明会」を開催した。ＪＵ関連協では、今年度の事業として、会員店にスケールメリットを活かしたＪＵブランドの小売ツールを提供すると同時にお客様にリピーターとなっていただける仕組みを用意することを目的とし「ＪＵ安心保証」を普及させる。「ＪＵ安心保証」は自社保証と外部保証（マフレ保証）が用意される。車の購入前・購入時・購入後のそれぞれのタイミングでユーザーに「安心」と「安全」を提供することを目的に開発した。

　消費者相談で車両の品質に関してのものは多く「現状渡しだから何もできない」では瑕疵担保責任が問われる。同保証を導入することにより、ＪＵ関連協加盟店とユーザーをフォローでき、かつ継続的な付き合いによる信頼関係関の構築を図るという狙いもある。

　中販連が推進する「中古自動車販売士制度」と「適正販売店認定制度」にＪＵ関連協の「ＪＵ安心保証」を加えることで、ユーザーに安心と信頼を提供できる仕組みが強化される。これにより販売店は顧客管理を行い、ユーザーと高い接点を持ちながら商売に取組み、既存ユーザーと継続的に付き合っていくことが可能となった。

　今回開催された説明会では、ＪＵ関連協森田専務理事、マフレジャパン草薙課長、ＪＵ神奈川安藤副会長らが講師になって、「ＪＵ安心保証」を導入するメリットについて、具体的な事例を交えながら詳細な解説が行われた。

　説明会講師の安藤副会長は、「ＪＵ安心保証」を導入する必要性として、まずは媒体を活用した広告などで、安心感を訴求できることから、「集客面」のメリットを強調。そして「成約に結びつく確率が飛躍的に高まる」という。また、「安心保証をつけて販売することにより、リピート率も大幅に上昇するので、顧客の囲い込みには最適な商品」と説明。デメリットとしては、「保証料を販売価格に含めなくてはならないので、車両本体価格が高くなる」。そこで、「今回開発された安価なセレクト保証をベースに値付けを行い、消費者との対話の中で、保証のグレードをあげれば、結果、満足のいく保証を付与できるので双方にとってのメリットは大きい」と話した。

　同保証の引受会社は「マフレ・ワランティ・ジャパン」、加盟費用は１社につき１０５００円だがキャンペーン期間の９月までは無料となる。