マツダレンタカー（広島市南区）は９月１日より、電動バイクのレンタルを開始した。同社は、神奈川県が主体となり、ＥＶバイクの体験機会創出やレンタルビジネスモデルの実証などを行う「かながわＥＶバイク普及推進プロジェクト」に参画。この一環として「タイムズステーション横浜関内店」においてヤマハ製の電動バイク「ＥＣ‐０３」のレンタルを開始。レンタル料金は１時間５００円で、１回あたり最長４時間が上限。この取り組みの実施期間は６ヶ月間となっている。　また、10月１日から、新たにオープンする店舗「タイムズステーション横浜山下町店」でもレンタルを開始する予定。「二輪車は機動性が高いため、店舗周辺の住民や『みなとみらい』『山下公園』『中華街』などを回ってみたいという観光客の近距離移動ニーズに対応できる」（同社）としている。　同社は、２００９年３月に駐車場事業を展開するパーク24が子会社化。駐車場事業とレンタカー、カーシェアリングを複合させた事業展開に積極的に取り組んでいる。２００９年９月からは神奈川県と連携し、ＥＶ（電気自動車）のレンタル事業を開始。今年７月からは福岡市と連携し、公用車を活用したＥＶカーシェアリング事業を開始している。「ＥＶに加えて電動バイクのレンタルを開始することで、ＥＶの普及促進に取り組み、持続可能かつ快適なクルマ社会の実現に向け、環境に配慮した利便性の高いサービスを提案していく」（同社）方針。