エネクスオート(東京都港区)が提供する中古車レンタカー事業「イツモレンタカー」加入店が先月末で270店舗を突破、利用登録会員が4万会員を超えた。 同社の提供する「イツモレンタカー」は景気後退や若年層の趣向の変化による車離れが進む中、「所有」から「レンタル」へのシフトが加速する現状を踏まえ、一般ユーザーに格安のレンタカーを提供、マイカー感覚での利用を提案するもの。 レンタカーを安く提供できる理由として中古車を活用していることや、専業レンタカー店と違い、店舗併設による運営形態で無駄なコストを大幅に削減している点を上げ、同時に定期点検、日常点検を自社内(店舗内)整備士が実施、万全の体制でメンテナンスを行っているとして安心感をアピールしている。 料金はSクラスコンパクトカー(車種例:マーチ・ヴィッツ・デミオ他)日帰りコース(当日12時間まで)2594円から、同ちょい乗りコース(1時間毎)は998円からとなっている。 同社は、昨年の4月よりガソリンスタンドを対象に加入店を募集、半年で200店舗が加入。その後も順調に加入店舗が増加、今年7月からは、中古車販売店向けの加入店募集を本格的に行っている。一方、利用登録会員数は北海道、東北、関東、首都圏、中部、関西、中四国、九州の8拠点での加入店サポート体制とネットでの集客により順調に増え、最近ではTVや週刊誌等で取り上げられることで、注目度は更に高まっている。 同社の川村友彦社長は「現状インフラの有効活用はもちろん、商圏内の自動車未保有ユーザーの開拓、地元の地域社会への貢献等といった点において、中古車販売店とは非常にマッチングの良いビジネスだと考えている」としており、今後も中古車販売店向けの加入店募集活動を積極的に進めていく意向を示した。