ＪＵ埼玉（沼尾幸一会長）は１２月１２日、ＪＵ埼玉会館会議室において、せいび広報社から専任講師の八木正純取締役を招き、「有償運送許可講習会」を開催した。

　平成２３年９月より、道路運送法に基づく、車積載車（白ナンバー）による道路上の事故車及び故障車の排除業務について、事業用ナンバー（緑ナンバー）でなくても、事業者が有償運送許可を得るために必要な研修会を受講し、管轄する運輸支局に申請することにより、有償にて運送業務行うことが可能となった。こうした規制の緩和にともない、ＪＵ埼玉では早くから専任講師を招き、定期的に「有償運送許可講習会」を開催している。

　講習会冒頭でＪＵ埼玉小林義和小売振興委員長は、「商売のツールの一つとして有効に役立てていただきたい」と挨拶があり、講義が開始された。

　当日の講習内容は、車両排除業務の趣旨、安全対策、車両の取り扱い、各種関係法令、Q&Aの５項目からなり、中でもハイブリッド車は特別な注意が必要であるため、安全対策と車両の取り扱いに関して、詳細な解説がなされた。

　有償で事故車や故障車を運送する場合、本研修を受講することが法令で義務付けられており、同業務を無許可で行った場合は、１年以下の懲役または１５０万円以下の罰金が科せられる。

　こうした業務を行うには、本講習を受講し、運輸支局に申請後「有償運送許可証」が必要になる。

ＪＵ埼玉では、会員向けに、事業に有用な「講習会、研修会」を定期的に開催しており、本講習会もその内の一つ。当日は２０社２０名が真剣に受講した。