トヨタは、２００６年より北米で販売し好評を得ているＳＵＶ「ＦＪクルーザー」を12月４日より国内市場に投入する。

　今回の日本デビューにおいては「遊び心満載の本格４ＷＤ車」として、ＦＪクルーザーが有する「個性的なスタイリング（見る）」「高い走行性能（操る）」「遊びに応える本物志向の装備（遊ぶ）」に加え、「自分好みにカスタマイズできる
ＭｙＦＪ（選ぶ）」という新しい販売手法を用いる。

　乗降ドアには、２ドアクーペのような観音開きドアを採用。直立したフロントガラス、丸目ヘッドランプ、ホワイト塗装のルーフ、往年のランドクルーザーを彷彿とる「ＴＯＹＯＴＡ」エンブレムなど、力強くもモダンなパーツを施した個性的なスタイリングが特徴。

　動力系や走行系については、４ＬのＶ６ガソリンエンジン、ドライバーの意志で作動・非作動を選択できるパートタイム４ＷＤシステム、リヤデフロックの設定、アクティブトラクションコントロールの採用に加え、ショックアブソーバーに最適なチューニングを施すことで、オンロードからオフロードまで本格４ＷＤ車としての高い走行性能を実現している。ミッションには、電子制御式の「スーパーインテリジェント５速ＡＴ｣を搭載、オン・オフ問わず力強い走りを提供する。

　また、「遊び」に応える本物志向の装備としてラゲージスペースはゆとりある積載量を確保。防水・撥水シートやラバー調素材のフロア＆デッキカーペット、大型ドアハンドル、大型シフトレバーノブ＆トランスファーノブを採用するなど、アウトドア志向の装備を設定した室内空間が特徴。

　自分好みにカスタマイズできる「ＭｙＦＪ」については、専用ホームページ上でトヨタ純正用品やトヨタモデリスタ用品など、自分好みの様々なパーツを自由に組み合わせて見積もりをシミュレーションし、ディーラーを通して注文できる。

　ＦＪクルーザーは日野自動車が生産し、トヨタ店が販売を担当する。

　車両価格（消費税込）は３１４万円、よりスタイリッシュな装備を施した「カラーパッケージ」は10万円高、ビルシュタイン製ショックアブソーバーやリアデフロックを採用した「オフロードパッケージ」は18万円高。