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新体制を発表、新任副会長4名を迎え豊田体制を強化

  • 総会後の懇親会であいさつに立つ豊田会長 総会後の懇親会であいさつに立つ豊田会長
  • 新役員体制 新役員体制
  • 総会後に盛大に懇親会が開催された 総会後に盛大に懇親会が開催された
  • 総会の様子 総会の様子

会員数も188団体へ大幅増、オールジャパンで挑む新事業

 日本自動車会議所(豊田章男会長)は5月25日、トヨタアリーナ東京にて第92回定時総会および第225回理事会を開催した。総会では2025年度の事業実績・決算の承認や、2026年度の事業計画・予算案が報告されたほか、任期満了に伴う理事・監事の選任議案が可決された。その後開かれた理事会において、豊田章男氏の会長再任が正式に決定した。

 総会では、2025年6月に就任した豊田新体制のもとで進められた「車を日本の文化に」をスローガンとする活動の実績が報告された。特に大きな成果として、税制改正要望活動における「環境性能割の恒久廃止」の推進や、自動車安全特別会計から一般会計への繰入金について、残高の「全額一括返済」を結実させたことが挙げられた。また、新たな取り組みとして「モータースポーツ委員会」を立ち上げ、レースカレンダーの調整やオフィシャル人材の確保、サーキットの通信環境改善といった具体策に着手しているほか、会員数が162から188へと大幅に増加したことも報告された。

 2026年度の事業計画としては、新たにマイナンバーカードを活用した2つのプロジェクトの推進が発表された。一つ目の「自動車登録簡素化プロジェクト」では、書類や印鑑、公的証明書を不要とし、データの自動連携によって登録手続きをデジタル化・迅速化する。二つ目の「健康運転寿命延伸プロジェクト」では、職業ドライバーを中心に、疾患リスクの早期発見と行動変容を促す仕組みを構築する。同事業には、トヨタモビリティ基金からの助成を含む16億円の予算が投じられ、単年度にとどまらない中期的な活動として取り組む方針だ。

 総会後に開かれた懇親会には、赤沢経済産業副大臣やJAFの坂口副会長らが出席。再任の挨拶に立った豊田会長は、前日に自身のレーシングチームが設立7年目で初優勝を飾った際、メーカーの垣根を越えてホンダのドライバーたちが祝福に駆けつけたエピソードを披露した。「アスリートの世界にメーカーの壁はなく、純粋にたたえ合っている。凄く嬉しい気持ちになった」と語り、会場を沸かせた。

 その上で、製造、販売・整備、運行、ユーザー団体など自動車に関わるあらゆる現場に言及し、「私の役割は照明さん。いろんなところに光を当てていくことが、私の目指す会長の姿」と表現。「メーカーの壁や業界の壁をなくしていくことが、車を文化にしていく上で凄く大事なこと。車を『世界の文化』にしていきたい」と熱く抱負を述べ、会場からの大きな拍手に包まれた。

なお、選任された役員体制(敬称略)は以下の通り。

会長:豊田章男(再任・推薦会員)
副会長:佐藤恒治(新任・日本自動車工業会)
副会長:高田靖浩(新任・日本自動車販売協会連合会)
副会長:寺岡洋一(新任・全日本トラック協会)
副会長:清水克巳(再任・日本バス協会)
副会長:川鍋一朗(再任・全国ハイヤー・タクシー連合会)
副会長:齋藤克巳(新任・日本自動車部品工業会)
副会長:喜谷辰夫(再任・日本自動車整備振興会連合会)
副会長:坂口正芳(再任・日本自動車連盟)


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