オークネット（東京都千代田区）は「中古車の保証」に関する調査を実施、約８割が保証を有料でも付けたいと感じているとの調査結果を発表した。
　調査は２０１０年５月11日から６月10日にかけて、同社が運営するサイト（オークネット.ＪＰ）上で実施、４２５人（男性２６３人、女性１６２人）から回答を得た。
　調査によると「中古車購入後の故障に不安がある」と答えた人は全体の86％を占めた。また、「新車に付いているような保証を、中古車にも付けられることを知っている。または、聞いたことがありますか？」という問いには、「知っている、もしくは聞いたことがある」と答えた人は全体の27％に留まった。
　中古車保証の必要性や利用意向については、「中古車に保証は必要だと思いますか？」という問いには99％が「必要だと思う」と回答した。
また、「有料で中古車に保証を付けられるとしたら、付けますか？」という問いに対しては81％が「保証を付ける」と回答した。「保証を付けない」と回答した人に理由を聞いたところ、「そもそも車に保証が付いているのは当たり前のため」という回答が41％を占めた。　
　保証を付ける上で、年間で支払っても良い金額について聞いたところ「７９９９円以下」が54・１％、「８０００円から１万円まで」が32・９％、「１万１円から３万円まで」が11・８％という結果になった。
　同社は、今回のアンケート結果について「ユーザーの86・１％が中古車の購入後の故障に不安を抱いているということは、中古車購入後のフォローや保証の存在が浸透していないことの表れ」として、中古車保証のユーザーへの浸透が、中古車購入の起爆剤となることへの期待を示した。また、「購入時の中古車状態の確認、購入後の車の故障に関する保証の充実がこれからは重要になってくる」としている。