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令和最新版【査定検査ガイド】㉓ワンボックスモデルはここを見る

 令和になった現在、ワンボックス構造を持つモデルは、日産・NV350、マツダ・ボンゴバンシリーズと限られており、査定検査で遭遇することもかなり減りました。こうした状況に伴い、ワンボックスの査定チェックに不慣れな方も増えてきているのが現状です。

●クラッシャブルゾーンが狭い独特の構造
 『エンジンルーム』『客室』、そして『荷室』という3つの箱で構成されるセダンに対し、1つの箱で構成されているのがワンボックスと呼ばれる所以です。注意しなければいけないのは、他のボディ構造に比べて『クラッシャブルゾーン』が狭いこと。 接触事故を起こした際、あっという間に客室内まで衝撃が波及してしまうことから、『修復歴車』になりやすいのが特徴です(画像①)。画像②を見てみましょう。これはフロント修理中のNV350です。フロントパネル(溶接装着外板)が外されている状態ですが、赤い点線部分がフロアパネル(骨格部位)との境界線です。このエリアがワンボックスのウィークポイントで、査定検査の際には必ずチェックしなければいけません。

●フロアパネルの状態を室内からチェック
 そのチェック方法は、他の構造とは異なるもので、客室内から行います(画像③)。フロントパネルは溶接装着されている為、外側から確認するとしてもバンパー下側から覗くような姿勢が求められます。査定現場では、まず画像③のようにライトを使用して室内から確認し、それでも判断がつかない場合には外側から確認するようにしてみましょう。ワンボックス構造のフロアパネル先端部は、視界に入らない位置にあるので、修理は粗い仕上がりのものが多く見受けれらます(画像④)。近年のアウトドアブームによって増加中の『キャンピングカー』もワンボックスベースのものが多く見られます。いつ査定があっても落ち着いて対応できるよう、しっかり予習しておきましょう。
 

 
 
 

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