軽キャンパー「ちょいＣａｍ」の販売元であるルート（愛知県豊田市、井上美鹿社長）は、ちょいＣａｍ誕生１５周年を記念した特別限定ベッドマットの発売を２月から開始した。
　
　三河家具職人の張り師による手仕事が特徴の特別ベッドマットは、限定カラー３色（空色、雪色、葉色）を用意。各色計１５０台の限定販売となる。

　同商品は、長時間座っても疲れない椅子のマットを作る技術を活かして製造。マットの厚さは約２５㎜、表面は肌触りがよく、汚れてもすぐに拭き取りやすい合成皮革を使用している。

　同社は、リーマンショック直後の２００９年に他社との差別化を図るため、軽キャンパーキットの開発、発売を開始。比較的お金と時間に余裕のあるシニア層をターゲットにしたことで、軽キャンパーブームの火付け役となった。コロナ禍で新規参入が増加した現在でも高品質な商品が支持され続け、現在では累計販売５０００セット、販売店は全国で２００店舗を超えるまで成長した。

　井上社長は、「発売以来１５年、軽自動車という限られた空間で、限りなく質を高めてきた。今後は現在と同等の質を維持しながら、小型車に対応できる商品を開発していきたい」と話す。