日本中古自動車販売協会連合会（ＪＵ中販連）・日本中古自動車販売商工組合連合会（ＪＵ中商連）は６月８日、「第４９回定時総会」、「第４６回通常総会」を開催、令和４年度事業報告及び令和５年度事業計画案などを上程し、承認決議された。

　海津会長は「残りの任期中は、業界のため、消費者のために最大限の努力をしていきたい。新型コロナウイルスも５類になり、外国人の観光客も多く見かけるようになり、日経平均株価も３万１０００円を超えるなど日本経済も回復に向かってきていると思う。我々中古車業界も新車業界も半導体の影響を受けていたが、一頃よりも落ち着きを見せ、販売の活性化になるだろうと期待をしている。あわせて、我々は大きな節目を迎える。１０月１日より中古車の販売の表示方法が支払総額表示一本になる。いままでは安価な車両本体価格を表示しておきながら、その価格では販売できない。そして高額な諸費用や整備費用、保証の費用を付けないと売りません。といった形があったが、今後はその価格で売らなければ直ぐに規制がされるという時代になる。我々中古自動車販売事業にとっては大きな第一歩だと思う。この件でお客様から不信をいただいたこともあったかと思うが、これを払しょくしていくために、我々中販連、会員、役員、事務局一同が一緒になって、この厳しい環境を乗り越え、販売の正常化に向けて、しっかりと進んで参りたいので、引き続きご協力とご支援をいただきた」と挨拶した。

　ＪＵ中販連、令和５年度の事業計画では重点事業として「自動車関係諸税、消費税（インボイス制度の周知）等一般諸税並びに法制度に関する研究・改善要望」、「中古自動車に係る環境対策、安全確保など行政庁が進める施策に対する協力」、「ワンストップサービス化及び車検証電子化に伴う対策対応」、「中古自動車販売士制度の実施、ＪＵ適正販売店認定制度等、教育研修事業の充実強化」、「消費者へ向けての中古車の普及活動の強化並びに公正競争客（総額表示）の徹底」等11項目を策定。

　ＪＵ中商連、令和５年度の事業計画では「ＪＵオークション活性化策の推進（JUオークションのデジタル化拡充、JUネット事業の推進等）」、「検査制度に関する検討」、「小売振興対策事業の推進」、「金融事業（オートローン・オートリース・カード）の推進」、「青年部会の拡充強化及び加入促進」等６項目を策定した。

・オークション表彰
【実績部門】
第１位　ＪＵ岐阜
第２位　ＪＵ愛知
第３位　ＪＵ埼玉
【伸長率部門】
第１位　ＪＵ青森
第２位　ＪＵ鳥取
第３位　ＪＵ札幌

・共同購買表彰
【実績部門】
第１位　ＪＵ沖縄
第２位　ＪＵ埼玉
第３位　ＪＵ愛知
【伸長率部門】
第１位　ＪＵ京都
第２位　ＪＵ福井
第３位　ＪＵ長崎

・金融事業表彰
【総合実績部門】
第１位　ＪＵ愛知
第２位　ＪＵ埼玉
第３位　ＪＵ大阪
【総合達成率部門】
第１位　ＪＵ島根
第２位　ＪＵ山形
第３位　ＪＵ熊本

・ＪＵテントリ表彰
【実績部門】
第１位　ＪＵ愛知
第２位　ＪＵ埼玉
第３位　ＪＵ新潟

・協会加入促進表彰
【群別協会対抗戦表彰】
Ａ群：ＪＵ大阪
Ｂ群：ＪＵ兵庫
C群：ＪＵ兵庫
D群：ＪＵ函館