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令和最新版【査定検査ガイド】⑤下取・買取査定では何をチェックすればよいのか?

 査定する車両の価値に影響を与えるオプション装備品でも、正常に動かなければ逆に査定価値を落とすこにとなってしまいます。査定検査において機関系や装備品の動作確認は、修復歴チェックと同じように欠かすことのできない項目といえるでしょう。

●電装品の動作確認は増加傾向
 部品の品質も向上し、耐久年数も伸びてはいますが、保証期間が過ぎた頃から故障の発生率が高くなるのも事実。高年式・低走行車両といえど油断はできません。査定検査ではすべての動作確認は難しいので、次に挙げる点をもとに優先順位を設けてチェックを進めるようにしましょう。

 ①走行に支障をきたす装備の不具合
 ②修理(または交換)費用がかさむ不具合
 ③快適さが極端に損なわれる装備の不具合

 ①ならエンジン、駆動・操舵系、③ならエアコン、ナビゲーション、オートスライドドア等といったところです。お客様への問診だけでなく、許可を得たうえでご自身でも動作チェックを行います(画像①②)。 

●メーターパネルに注目!
 現在のクルマは、故障を未然に防ぐ目的で各所にセンサーが取り付けられています。そのセンサーが警告灯(画像③)を点灯させることで私達に不具合の前兆を教えてくれるのです。警告灯はメーターパネル内に配置されているので、エンジン始動後、点灯を続ける警告灯が残っていたら要注意です。メーターパネル内には警告灯だけでなく、動作中を示す『表示灯』も存在するので、各アイコンの意味を基礎知識として理解しておくことも査定者には求められます。

●情報をを日頃から収集することも大切
 自動車は最先端技術の集合体ですが、必ずしもそれらの成熟度や耐久性が導入初期から高いとはかぎりません。例えば、現在多くの車両が装着しているバックカメラも年々解像度が上がってはいますが、レンズ部分の劣化によって曇りが発生しているケースも少なくありません(画像④)。

 こうした装備の不具合情報は、オークションの出品車情報や、SNS等のソーシャルメディアを活用することで簡単に得ることができる時代です。 日頃からこうした情報の収集を怠らないようにすることも見落とし防止につながります。




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