奈良日産（奈良県大和郡山市、田代雄亮社長）では、中古車営業スタッフの業務効率を高めるため、「Ｑｕｉｃｋ×Ｑｕｉｃｋ　ＰＲＯ」を活用する。入庫した中古車はまず「Ｑｕｉｃｋ×Ｑｕｉｃｋ」に登録、共有在庫などの業販サイトや小売りポータルサイトへのデータコンバート（連動）を活用して、効率的に販売チャンスを拡大する。毎月２５台程度は共有在庫を通じた取引で、全販売台数の２０～２５％を占める状況だ。同社中古車登美ヶ丘店の田中克典店長に話を聞いた。　（室田一茂）

　同社の中古車店舗は専売店２店と新・中併売店２店の４店体制。このうち１店舗は、１５０台規模の展示台数を誇る中古車登美ヶ丘店だ。大規模ニュータウンの中心地にあり、ダイハツ系ディーラーとの合同店舗には週末を中心に多くの来店客が訪れる。

　こうした中、日産が誇る歴代「ＧＴ‐Ｒ」の販売を得意とし、その在庫数は日本一の規模を誇る。田中店長は「特徴的な在庫を抱え、全国から多くユーザーから問合せが入る。小売りで強い引き合いが集まる中で『Ｑｕｉｃｋ×Ｑｕｉｃｋ』を通じた共有在庫販売も底堅い」という。店頭販売＋アルファの販売手段として「Ｑｕｉｃｋ×Ｑｕｉｃｋ」をフル活用する。

　入庫した車両の登録は個々の営業スタッフが担当するが「新入社員でも簡単に使いこなせるシンプルなツール。使い勝手が良く、営業スタッフの業務効率向上に大きく貢献してくれている」と太鼓判を押し、ただ売れるだけでなく、営業スタッフの業務負担を軽減する総合ツールとして活用し、販売チャンス拡大につなげる。

　「Ｑｕｉｃｋ×Ｑｕｉｃｋ」の特徴は、その成約率の高さだという。「在庫確認の問い合わせが入るケースの大半は商談成立する場合が多い。確度の高い商談を助けてくれるのが、本部の商談チームで、われわれ会員の在庫車を成約に導くスキルに長けている」と全幅の信頼を寄せる。

【加盟店情報】
奈良日産自動車　中古車登美ヶ丘店
店長：田中　克典
住所：奈良県奈良市中登美ヶ丘５-１３-１