ヤナセ（東京都港区）は名古屋エリアのアフターマーケット向けパーツ販売事業をグループ企業のヤナセオートシステムズ（同、以下同社）に8月1日付で移管、同日に同社の「名古屋エリアセンター」（名古屋市北区）を新設、営業を開始した。

　今回の移管、同センターの新設により、同社が展開するエリアセンターは全国6拠点（首都圏、千葉、北関東、名古屋、関西、九州）となり、大都市圏アフターマーケットを「点から面でカバーする」体制が完成。
　今後はエリアセンターがアフターマーケット向け販売を統括し、情報システムも統一される。これにより、同社取引先へのサービス提供レベルを高水準に保ち、また物流センターの集約化と効率的な活用により、供給体制の質的向上が可能となる。

　同社は今後、4月に統合したヤナセの板金・塗装事業との連携を強化し、板金塗装工場への対応力向上、取引先ニーズに合わせた商品を開発・提供していく。
　また担当者の商品知識・提案力の強化など教育研修の充実を図り、取引先の部品商、整備工場の幅広いニーズに応えられるアフターマーケット専門商社を目指す。