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画像認識AIによるトラックのボディータイプ検索を開発

  • タイプ別トラック検索画面 タイプ別トラック検索画面
  • 左から黒柳取締役、中山室長、竹下部長 左から黒柳取締役、中山室長、竹下部長
  • オークネット・アイビーエスが開発した「LiveMasq(ライブマスク)」 オークネット・アイビーエスが開発した「LiveMasq(ライブマスク)」

10種類のボディータイプに集約し検索性を大幅に向上

 アイオーク(東京都千代田区、湯川正社長)は画像認識AIによるボディータイプで探せるトラック検索を開発。4月15日からサービス提供を開始し既に好評を博している。

 画像認識AIは出品車画像を瞬時に判断し、10種類のボディータイプに分類。ウイング、バンや冷蔵冷凍車のように一見、同形に見える出品車画像においてもボディータイプの判別を可能にした。
また、ボディータイプ検索はトラック専門オークションだけではなく、アイオークが接続する全会場で利用できる。

 画像認識AIのボディータイプ認識率は95%と高く、誤認は背景画像等によるものがほとんどであり、人が判断するのと同等の認識率まで改善が進んでいる。

 画像認識AIの開発に取り組んだオークネット・アイビーエスの黒柳為之取締役は「グループ会社のトラック共有在庫から画像認識の可能性を研究してきた。何度も画像を読み込み、繰り返してAIの学習度を高めてきた。ディープラーニングを重ねるとAIはデザインを認識し、写真角度が異なる内容でも判断できるようになる」とAIの可能性を話した。

 商品流通企画室中山安宏室長は「トラックは型式からボディータイプの判別が難しく、多くの会員様から『ボディータイプ検索』のご要望をいただいていた。アイオークはこの声を真摯に受け止め、2019年1月よりトラック検索最適化の実現に向け、画像認識AIの検証をスタートし、このたび完成に至った。特に注力したのは、ボディータイプ検索画面のわかりやすさ。求めるボディータイプの車両を探しやすくすることで会員様の機会損失の軽減にも繋がると考えている」という。

 営業部竹下学部長は「営業現場にはトラック検索が良いという会員様の声が届いている。検索しやすいと会員様から喜びの声も聞いている」と既に反響があると話す。
中山室長は「今後も日々改善を重ね、会員様に便利と感じていただけるよう、AIツールなどの新しいツールも活用しながら、『探しやすさ』『買いやすさ』に繋がる改善を継続していく」と話した。

 画像認識AIを開発したオークネット・アイビーエスはボディータイプ判別以外に、ディープラーニングを活用した人物動画認識技術で、動画に映る複数の人物をトラッキングしてモザイク処理を施す「LiⅴeMasq(ライブマスク)」を開発した。

 4月1日よりiOS向けにサービスの提供を開始しており、アプリケーションとして利用する。
主な機能は「リアルタイムモザイク」「特定人物への自動モザイク」「マスク姿への自動モザイク」と「顔識別サービス」がある。

 「リアルタイムモザイク」は撮影しながらの自動モザイク、撮影済み動画(静止画)への自動モザイクを可能とした。

 既に「LiⅴeMasq」を導入している事例もあり、医療現場で映り込む患者の顔にモザイク処理などに利用されている。個人情報に関する扱いが厳しくなる環境において「LiⅴeMasq」はより利用される機会が増えていくと思われる。

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