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TAA南九州(鹿児島県湧水町、北口武志社長)は4月13日、「南九州会場15周年記念オートオークション(AA)パート1」を開催した。出品台数は1300台に上り、成約率は75.8%の高率だった。20日にも「同記念AAパート2」を開催するほか、4月4開催は月間イベントを展開し、15周年記念月間を盛り上げる。
セリ開始前のセレモニーで人見真司理事が挨拶に立ち「元々はTAA九州のサテライト会場としてスタートしましたが、2015年には単独開催に移行しました。こうして成長を続けてこられたのも支えていただいた会員の皆様のご協力のおかげです」と感謝の言葉を述べた。
同会場では4月全開催で流札時出品料1000円(一般会員限定)の特別施策を展開するほか、「売切りコーナー」の流札時1000円(事務局買取時除く)の特別施策を同時展開している。また各開催の出品参加賞を用意し、会員への感謝の気持ちを表す。
20年度(20年4月~21年3月)実績では、成約率71.5%が過去最高実績だった。出品台数がコロナ禍などを背景に年間3万台を割り込むなど、過去最多を記録した19年度(3万1497台)から大幅に減少した一方で、高水準の成約実績を記録した。火曜日開催のグループ会場からの会場間落札も増加しているという。
コーナー別では、独自の「リミット10コーナー」が普通車を中心とした低価格帯の小売りダマを多く集め、活発なセリを展開している。古賀祐喜会場長は「出品店はセリを見ながら『売切り』のタイミングを考えられるようなコーナー。低価格帯ながら、小売りに仕向けられるようなクルマも多く、活発な応札が入る」と、新コーナーに手応えをつかむ。
21年度については、出品台数2万9000台の計画だが、2年ぶりの年間3万台に挑戦する。
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