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「第46回東京モーターショー2019」(主催=日本自動車工業会)が11月4日、07年開催(142万5800人)以来の100万人超えとなる130万900人の来場者動員で、大盛況のうちに閉幕した。近年は5開催連続で100万人を割り込むなど、厳しい状況が続いたが、来場者数100万人超えを目標に「新生モーターショー」を謳った新たな切り口でのモーターショーへの期待感や未来のモビリティ社会を訴求した体験型モーターショーが動員増につながった格好だ。
自工会の豊田章男会長は「これまで何度も東京モーターショーにお越しいただていた方もいらっしゃったと思います。クルマやバイクを、ずっと好きでいてくださり、ありがとうございます。『今回はいつもと少し違うな…』と感じられたかもしれません。これから大いに変わっていく部分と、これからも大切にし続けていく部分とがクルマやバイクにはあります。変わっていく部分にもワクワクしていただけたならば…嬉しく思います」とコメントを出している。今回は特に未来のモビリティ社会とともに、「未来の暮らし」や「未来の街」にまで領域を広げた体験型のモーターショーが特徴的だった。
今回のショーは10月24日~11月4日の期間で開催、従来の東京ビッグサイト西・南展示棟などがある「有明エリア」に加え、「青海エリア」まで新たに会場を拡大した。両エリアをつなぐ約1.5㌔㍍の一本道を「OPENROAD」とし、電動キックボードや次世代小型モビリティの体験試乗を実施した。OPENROADにもスーパーカーやカスタマイズカー、キャンピングカーなども展示した。
トヨタ自動車の出展ブースでは、新型車やコンセプトカーをほとんど展示していないことが大きな話題となった。各メーカーとも例年以上に次世代の自動運転技術や安全装置、小型モビリティなどに特化した出展内容と、来場者が楽しめる体験型の展示が目標として掲げた「100万人」を超える動員につながったようだ。青海展示棟では「Out of KidZania in TMS2019」を実施した。人気の子ども向け職業体験型施設「キッザニア」とコラボレーションして、自動車各メーカーや部品メーカーが出展、モーターショー会場に「子どもたちが働く街」が出現。カーデザイナーやメカニックなど、クルマに関わる仕事を中心に、職業体験出来るアトラクションが家族連れの動員増にも貢献した格好だ。
有明エリアに設けた「DRIVE PARK」では毎日、最新乗用車の公道市場体験や最新二輪車の試乗体験、オフロード同乗試乗体験やデモランなどを実施した。
次回の東京モーターショーは2021年に開催される。今回展示された「次世代モビリティ」がどの程度具体化されるか、また次世代技術の更なる進化に注目が集まることになる。輸入車メーカー各社の出展減など、国際モーターショーとしての東京モーターショーの存在価値に関わる課題も残るが、新しい形でのモーターショーの姿として、今回のショーが転機となることに期待したい。
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