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SOⅯPOオークス(東京都新宿区、市川進一社長)は11月1日、タクシー保有台数で最大手の第一交通産業グループ(福岡県北九州市、田中亮一郎社長)と走行距離が一定基準に達した入れ替え対象の車両および事故車の売却を受託する契約を締結した。
第一交通産業グループは、SOⅯPOオークスが運営する事故車両専門オークションを通じて入れ替え車両および事故車の売却を行うことで、落札価格およびSOⅯPOオークスが収受する手数料を明示することで、対象車両の処分プロセスに透明性を持たせた点を評価し、この度の契約締結に至った。
第一交通産業グループは、自社で8000台を超えるタクシー保有に加え、稚内から与那国島まで全国800以上のタクシー会社と提携し、配車やタクシーチケットの相互利用などの協力や、共同調達によるコスト削減に取組む「No1タクシーネットワーク」を形成している。No1タクシーネットワークは、地域に密着しながら積極的に他業種とのコラボレーションを行うことで、地域の交通事業ひいては地域社会に貢献することを目指しており、現在、全国で約4万台(24年10月末時点)の規模を誇りさらに拡大している。
SOⅯPOオークスとの契約は、No1タクシーネットワークの参加企業に対しても、価格の最大化が可能な車両売却を提供する利点がある。加えてSOⅯPOオークスが展開する全国50カ所のヤード展開により、全国をカバーできることから、地域差の解消に繋がる期待も寄せられている。
SOⅯPOオークスは、走行距離が数十万キロに達した過走行車や事故全損車両・部品を売買するオークションのプラットフォーム「AUX Board(オークスボード)」を運営し、損害保険会社経由を中心として年間約5万台の取引実績がある。ESG(環境・社会・ガバナンス)、SDGsへの関心の高まりを受けて、タクシー業界、バス業界、運送業界にもより透明な形での車両の売買、車両・部品の再利用に向けた潜在的な取引需要があると考えている。
SOⅯPOオークスは、今後の取引の透明性やコンプライアンスを重視する大手を中心に、全国のタクシー会社、バス会社、運送会社などと契約していきたいとしている。
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