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日本鉄リサイクル工業会(東京都新宿区)は3月1日、国内の鉄スクラップマーケット情報を発表した。年が明け、総じて堅調に始まった鉄スクラップ市況は、2月には国内強基調、海外弱基調で始まった。トルコ大地震によりトルコからの引き合いが中断し、海外相場は様子見に転じた。
一方国内では2月9日の関東地区での輸出向け入札での落札価格が8か月ぶりの高値となり、国内主要電炉が価格を値上げして対抗した。輸出向け入札の結果を見て国内主要電炉が値上げするという流れが、この3ヵ月ほどはパターン化している。
2月の後半になると国内には天井感が広がり、逆に海外は底値感から上昇するといった月初とは逆の基調に転じた。2月末のH2炉前価格は、関東が5万3000~5万4000円、関西が5万3000~5万4000円で、前月末より2500~3000円ほど値を上げたとしている。
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