林オート/改造EVキットを69万円で発売 - グーネット自動車流通

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林オート/改造EVキットを69万円で発売

新製品 2011年07月04日
開発責任者の林博行専務

開発責任者の林博行専務

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 昨年12月末に日産が電気自動車(EV)の「リーフ」を世に送り出し、今年はEV元年とも言える年。
しかし、400万円を超える販売価格と充電設備普及の遅れから、一般ユーザーに広く浸透している状態ではない。

 そんな中69万円という低価格で改造EVキットを販売、全国から多数問合せが寄せられる会社が鳥取市にある林オート(林大二郎社長)である。
同社は6年前からEV開発に着手。
整備に関する技術を持っていてもEV製作は専門外。
試行錯誤の連続で設計や強度計算をして部品をゼロから作ったりもした。
そして図面を何度も引き直し、昨年12月にようやく第1号車が完成した。

 その第1号車はスバルR2のマニュアル車をベース車として使用。
ガソリンエンジンの代わりにモーターとコントローラーを搭載。
他社製の改造EVでは取り外す事の多いクラッチをあえて残し、走行中のギア操作を可能として電費向上を図る。
動力源はリサイクル鉛電池8本を使用。
家庭用100ボルト電源で充電が可能。
1回8時間の充電で最高速度は70㌔、約50㌔の走行が可能。

 開発責任者の林博行専務は
「通常リチウムイオン電池が主流だがEVを大勢の人に乗ってもらいたくて、重量は増えるがあえて低額な鉛電池を使用した。モーター回りのレイアウトに悩み、京都・横浜・福岡など同じ志を持つ企業を視察してアドバイスを受けたりもした。初めてのことに挑戦することが多かったが長年培った整備業の知識が全てを支えてくれた」
と感想を語った。
 
 また、改造EV事業を地域活性の目玉のひとつにと鳥取県は同社をバックアップ。
県産業技術センターも協力し官民一体の一大プロジェクトとして製作が進んだ。
今年2月に同社は改造EV完成報告のため平井伸治知事を表敬訪問。
多くの報道陣の前でのお披露目となった。
さらに鳥取県はトライアル発注制度に同社を認定。
これは県の機関が試行的にEVを発注、官公庁からの受注実績を作り、使用者の立場からEVを評価。
結果を受注者に報告して製品改良や販路開拓を支援する制度。
 
 さらに今年5月にはユーザーからの依頼による初の改造EVも納車。
ベース車はシトロエン2CVのマニュアル車。
これにより同社の技術力と好きなクルマを改造できるメリットが立証された。
 
 現在、初のAT車EVに着手中の同氏は
「今後は製品改良を進め、より良い製品を作っていきたい。積極的に技術指導にも取り組み、ノウハウを広げることで全国のEV製作の底上げに繋げたい。」
と抱負を語った。

同社の取り組みは環境問題を解決するだけでなく、自動車業界全体を明るく照らす夢の取り組みでもある。

問い合わせは             0857‐31‐1222まで
ホームページアドレス         http://www.hal.ne.jp/haauto/
林博行氏の運営するEVプロモートブログ http://www.hal.ne.jp/haauto/

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【対象評価点】

4、4.5点

【抽出価格条件】

直近価格が500千円以上

【抽出台数条件】

毎月50台以上の流通が過去6ヶ月連続していること