北口社長が挨拶に立ち、サテライト会場開設を発表した

拡大
TAA四国(香川県三豊市、北口武志社長)は7月7日、「四国会場11周年記念オートオークション(AA)」を開催した。厳しいタマ不足の中、1371台もの良質車が集まった結果、成約台数1173台と成約率86.6%はともに、今年2番目の高水準を記録する活況となった。成約台数は3月10日開催「春まつり」、成約率は1月14日開催「新春まつり」に次ぐ高水準だった。
セリ開始前のセレモニーでは北口社長が挨拶に立ち「四国会場は開設以来、着実に規模を拡大してまいりましたが、2021年4月には愛媛県松山市近郊に、検査棟やポス席などを有し、皆様にご利用いただきやすい会場をという考えで、常設のサテライト会場を立ち上げることに決定しました。TAAは皆様方のご商売を支援出来るよう、引き続き努力を続けてまいります」と話した。
続いて挨拶に立った伊藤良倫会場長は会員への心からの感謝の言葉を述べた。
TAA四国は2009年7月に開設、当初は広島会場のサテライト会場という位置付けだったが、順調に開催規模を拡大し、15年には「単独会場」としてセリ進行2レーン化を実施した。その後、18年11月には愛媛県松山市に「愛媛松山特設ヤード」を開設、愛媛県のトヨタ系ディーラーの利便性向上を図った。開設10周年だった昨年は累計出品台数30万台を達成したばかり。19年には1開催あたり平均出品台数が1000台の大台に乗り、20年1~6月期も同1000台超を持続、四国エリアでの占拠率は史上最高の48.9%に達している。堅調なトヨタ系ディーラーからの出品と合わせて、約半数を占める一般会員からの出品も成長の原動力となっている。
こうした中で、愛媛県とりわけ四国最大都市である松山市のトヨタ系ディーラーや一般会員の利便性を向上させるため、21年4月の「愛媛松山サテライト会場(仮称)」立ち上げを決めた。