協賛開催も予定通り、良質車を提供(23日)
拡大
JAA葛西会場 (東京都江戸川区)は3月11日の震災以降、予定通り3開催を実施した。
今回の震災で湾岸地区では場所により液状化が発生したが、幸い、同会場の周辺は被害を免れた。時期的に取引需要が高く会員から16日開催の問い合わせもあり、以降の開催を予定通り実施した。
16日は出品2,344台、成約率50.3%の実績に。震災直後の高速道路中心の通行制限から出品車の搬入の上積みが効かず、来場も影響が出ながらも比較的安定した規模での開催となった。
この3月第3~4週にかけて、関東地区は道路など復旧が進んだ一方で燃料不足、計画停電などの影響下にあり中古車流通も不安定な状況の中、取引を開催環境が安定した同会場に選択する動きもみられた。その影響か、翌週23日の出品は2,923台に増加。来場状況も回復が進み、成約率も51.8%に。「JADRI協賛コーナー」の特設も予定通り実施された。
翌週30日は期末最終時期の取引に同会場を選択する動きも加わり、出品は3,278台とさらに増加し3千台超えに。また、この日からオートサーバー(愛知県豊橋市)のAS入札が接続開始、この効果も加わった同会場場内、また各外部接続からの応札と期末の売りが交錯する展開から成約率52.6%と、前週よりも上昇した取引結果となった。