【フロントランナー】オリエントコーポレーション長崎支店長の床次利恵さん/オリエントコーポレーション

【フロントランナー】オリエントコーポレーション長崎支店長の床次利恵さん

ひと 2017年09月01日

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仕事と家庭を両立、社内では「強いチーム作り」を推進　　〜周囲に支えられながら、着実に成果、キャンペーンＶ９達成へ一丸〜

会社名：オリエントコーポレーション

オリコ長崎支店長の床次利恵さん

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オリエントコーポレーションでは、全社員３６５８人のうち、女性社員の割合が全体の４３．４％を占める１５８７人（２０１７年３月末）に上るという。女性社員のキャリア形成を支援する各種研修制度も充実する同社では、女性管理職も２０８人(同)に上る。育児・介護短時間勤務や育休からの早期復帰支援、各種手当支給、女性管理職同士のネットワーク構築が女性の活躍を支えている。こうした中、２０１４年１０月の就任当時は唯一の女性営業店支店長として脚光を浴びた長崎支店の床次（とこなみ）利恵さんがＪＵ長崎（東利彦理事長）執行部との二人三脚の活躍により、「オール長崎」の団結力を支える原動力となっている。　　（室田一茂）

■就任早々のオータムキャンペーン未達で奮起
　就任早々展開中だったオータムキャンペーンは未達成に終わり、厳しい状況を痛感したという。「まずは地元長崎の皆さんに声をかけてもらえるよう、１社１社訪問することを徹底した」。床次さんの熱意と一生懸命な姿は各社の心をつかみ、翌年のスプリングキャンペーン以降これまで、８キャンペーン連続の目標達成を続ける。中でも年間最大のオータムキャンペーンでは「５億円の壁を越えられるようになった。ＪＵ長崎組合員の参加率は７０％超に上り、稼働率が大幅に向上した。強い組織に助けていただいた」と、感謝の気持ちとともに大きな手応えをつかむ。

■１９８６年、国内信販（当時）に事務職で入社
　入社当時は地域採用の一般事務職に従事、２２歳という若さで管理・回収業務の責任者などを務め、徐々にマネジメントの経験も積んだ。当時の業務を振り返り、「１００あるものを１つ１つ減らしていく仕事。数字への関心と交渉力が身についた」とする。営業職に転じた現在でも「最終的には人間関係が重要。営業職にも通じる経験を培うことが出来た」と振り返る。０８年４月には当時の楽天ＫＣからの事業承継により、オリコに転籍した。オリコ九州の支店次長、オリコの鹿児島支店次長、副支店長などを歴任したのち、初の女性営業店支店長として長崎支店長に就任した。

■子育てと仕事を両立、部下の育成でも成果
　２９歳の時に１年間の出産・育児休暇を取得。当時は「復帰は難しいのではという気持ちもあった。周囲や家族の支えで何とか仕事と育児の両立を図ることが出来た」という。周囲に支えられながら仕事に没頭する毎日を送る中、来年４月には長女も社会人になる。「いつかはお母さんを超えたい」という長女の言葉に胸を熱くする。社内でも「強いチーム作り」を常に意識、部下とともに成長を続ける毎日。

　今年のオータムキャンペーンでは「Ｖ９達成に向け、ＪＵ長崎の皆さんとともに、参加率１００％での目標達成を目指したい」とする。

【プロフィール】床次利恵さん（とこなみ・りえ）１９６５年鹿児島県鹿屋市生まれ。０９年４月オリコ九州支店次長。１１年７月鹿児島支店次長。１２年１０月鹿児島支店副支店長。１４年１０月長崎支店長。

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