会場1階の特設舞台では舞妓さんが妖艶な舞を披露した

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ベイオーク(大阪市住之江区・塩原淳平社長)は4月20日、「株式化11周年大記念オートオークション(AA)」を開催した。出品台数3028台を集め、成約率は63.0%だった。新規出品車の比率が全体の76.4%を占めるなど、同会場の特色でもある高鮮度、高品質車を求めるバイヤーが活発な応札で、大記念AAを盛り上げた。
セリ開始前のセレモニーでは、4月から昇格した秦健二、樋口晴久両会場長が挨拶に立った。樋口会場長は「株式化10周年の節目を終え、11周年となる今年度は『新たな気持ち』『新たな体制』で前へ前へ進んでまいります」と挨拶した。
当日の会場内では「ご商売のお役に立てていただけるよう、さまざまな企業に出展していただきました」(秦会場長)と、大記念AAを彩る各企業のブース出展が目を引いた。
会場入り口横の芝生広場にはFRPを使ったオリジナルエアロパーツを製作するK.M.Tがデモカー2台を並べて出展したほか、オリジナルのぼりを製作するアドニックなどが出展した。
AA会場1階では、ファイテン体験会を実施、酸素カプセルや足裏マッサージ器、チタンテープなどの体験に関心が集まった。
また、4月の大記念AAでは恒例となる京都祇園の舞妓さんが会場を訪れ、AA会場1階の特設舞台で妖艶な舞を披露した。
当日は春の味覚祭りと題して、「出品台数賞」と「落札台数賞」を用意した。北海道の特産品、土産物を多数用意し、来場会員を楽しませた。
同社は2015年度(15年4月~16年3月)、出品台数10万7751台(前年度比1.8%増)、成約台数7万5825台(同1.4%増)を記録したほか、新規搬入台数も8万3475台(同1.8%増)に伸ばすなど、高鮮度な出品車両の集荷により、活発なAAを展開した。ブロック別の構成比でも軽四2ブロック(パワフル軽四、軽四リフレッシュ)が30.6%、買取り・下取り源泉の高付加価値車が多く集まる新鮮組が22.0%を占めるなど、看板ブロックの割合が半数以上に及んだ。こうした看板ブロックがけん引役となり、新規搬入率は77.5%に上った。
同社は4月に入り、両副会場長の会場長への昇格のほか、各部門長らの昇格人事を多く発令し、社員のモチベーションが高まっている。新卒新入社員も2人加え、組織活性化が進む。16年度(16年4月~17年3月)においても引き続き、出品台数12万5000台、新規搬入台数10万台という年間目標の達成を目指す。