セリ開始前には荒井商事の荒井寿一会長を招いてセレモニーを開催

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KCAA福岡(福岡県古賀市・大峰高社長)は4月14日、「創立27周年大記念オートオークション(AA)」を開催した。出品台数3177台を集め、成約率も56.1%の高率となった。前月より2000台超えのAAをコンスタントに開催する中、今開催ではもう一段の上乗せを図った格好だ。
セリ開始前のセレモニーでは、荒井商事の荒井寿一会長を来賓として迎えた。
大峰社長は「アライAAと業務提携させていただき、早8年が経過しました。また、会員の皆様に市場をご提供させていただき、早27年が経ちました。前期は4万2384台という過去最高成約台数を記録することが出来ました。来場者数も増加したほか、自社ネットからの落札など外部落札の拡大が成約率拡大につながりました。今後とも会員の皆様にご利用いただけるAAを目指してまいります」と挨拶した。
荒井寿一会長は「27年という歳月を素晴らしいバイタリティーで突っ走ってこられたことに敬意を表します。中古車流通に携わる者として、ライバルでありながら、『志』を同じくする仲間でもあります」と話した。
同会場は2016年度(16年4月~17年3月)、出品台数9万8800台を計画する。グループ4会場合計では23万1400台。昨年末には約3000坪の敷地を確保、総敷地面積は3万坪超に拡大し、出品ヤードの収容能力は3500台規模となった。
同会場の15年度(15年4月~16年3月)AA実績は、出品台数が前年度比3.9%減の9万4310台とやや減少したものの、成約台数は過去最高となる同1.2%増の4万2384台に伸ばし、活発なセリを象徴した。自社ネットからの成約台数が大幅に拡大するなど、ネットからの落札が同6.8%増の1万6096台に上った。