JU京都の仲井理事長が挨拶でKAA京都のJUナビ接続を公表

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KAA京都(京都市伏見区・大峰高社長)は3月4日、「JU京都協賛記念オートオークション(AA)」を開催した。同会場と提携しているJU京都(仲井資具理事長)の協力のもと、出品台数は486台に上り、成約率は今期2番目の高水準となる64.8%を記録するなど、底堅い出品、落札で活気あるセリを展開した。
セリ開始前のセレモニーでは、JU京都の仲井理事長が挨拶に立ち、「ますます市場環境は厳しくなる見通しだが、こうした中でJUコーポレーションとKAA京都の業務提携も決まり、期待も高まる。現在、3、4月にかけて『スプリングキャンペーン』も展開されており、JU京都は中販連本部と連携を図りながら、組合員のために邁進してまいります」と話した。
KCAAグループの豊丸美行常務は「昨年1年間で、JU京都の組合員の皆様からの出品は4962台に上り、成約台数は1865台を数えました。役員や事務局の皆様を中心とした協力に感謝し、今後も皆様の商売の糧となれるよう、努めます」と謝辞を述べた。
仲井理事長の挨拶で話題に上がったように、現在JUコーポレーションとKCAAグループの間でJUナビ接続に関する業務提携により、同会場のバイイングパワーはさらに高まる。KAA京都のほか、KCAA南九州の2会場が近くJUナビに接続される。「会員の利便性が大幅に向上することになり、歓迎している」(仲井理事長)と地元での期待感も高まる。
セリスタート後、JU京都の仲井理事長とKCAAの豊丸常務は記者会見に臨み、「KAA京都との提携以降、同社と連携しながら、県内各支部を通じた地道な活動に注力し、昨秋あたりから安定感が出てきた。今後もじっくりと浸透させていきたい。現状は年5000台弱の水準だが、今後は7000〜8000台水準に伸ばし、将来的には年1万台水準に引き上げられるよう、努力したい」(仲井理事長)と、今後ますます関係を強化して行く方針だ。
京都府では、念願だった京都縦貫自動車道の全面開通が迫っている。福知山や舞鶴といった県北部地区と京都市域とのアクセスが大幅に短縮され、中古車物流の導線の変化も期待されている。